良い入れ歯

入れ歯は合わないものと思っていませんか?

この上顎の状態(写真1)に、 の部分入れ歯が入っていました。

写真2

写真3

これは当歯科で作り替えた部分入れ歯を入れたところです。(透明な材質を使用しているので、自然な歯肉の色が透けて見えています。)

ここで一つ疑問が沸き上がります。

「なぜ、同じ人の同じ状態の口に、全くと言って良い程違う入れ歯が入っているのだろう?」(写真2と3を比較して下さい。)

基本的には、「同じ人の入れ歯はどこで作っても同じ入れ歯が入る。」筈だと思うのですが………。

残念ながら、現状の入れ歯作りは、個々の歯科医院によって、知識、経験、技工力、調整能力などに大きな差があり、「同じ人の同じ状態の口なのに、全くと言っていい程、違った形の入れ歯が入る。」のです。

良い入れ歯の条件

良い入れ歯の条件は、

「かみ合わせの設定がきちんとしており、ぴったりと出来上がっている。」ことです。これは、歯科医院側の能力です。

い入れ歯を手に入れる条件は、

「入れ歯を受け入れ、根気良く調整を重ね、適応させて行く気持ちを持つことと。」

「しっかりとした能力を持った歯科医院を探す労力を惜しまない。」この二点です。

日本人の平均的な歯の抜け方は、50代前半から始まり70代前半までの20年間で、上下共ほぼ総入れ歯となって行きます。つまり、この20年間に20~30本の歯が失われて行くのが通常であり、断続的に歯医者通いをし、小さな入れ歯から大きな入れ歯へとなっていくのです。

そして、大事なのが「合った入れ歯を装着することときちんと適応させることです。」合わない適応していない入れ歯を使い続けることは残っている歯に負担を掛け、抜けて行くスピードを速めて行ってしまいます。そして何より、豊かな食生活が損なわれてしまい、全身の健康にとっても良くありません。

また、インプラントという手段もありますが、抜けた歯の本数が少ない段階ではそう問題ではないかもしれませんが、抜けた歯の本数が多くなって来た段階ではあまりうまく行っていないケースが多いなと思っています。

一番の問題は、インプラントが持たなくなって除去したあとです。インプラントを除去する状況では、インプラントを支えていた歯槽骨もほとんど吸収され無くなっており、その後に普通の入れ歯を作る条件が著しく難しくなってしまうことです。

長生きをすれば、必ずと言ってもいいほどお世話になるものが入れ歯です。失った歯の代わりになってくれる入れ歯を受け入れる気持ちさえ持てば、豊かな食生活という、良い恩恵を受けられるものと確信しています。


PAGE TOP