合わない入れ歯によって円形脱毛症が起きるのか? 不思議に思う人が多いでしょう。
その疑問にひとことで答えるなら、「入れ歯が合わないと噛み合わせのバランスが大きく崩れるから」ということになります。
父は、合わない入れ歯を無理して使っていました。当然、うまく噛むことはできません。それ以前とは違った噛み方でものを食べるようになり、それが一年以上も続いていた。これはつまり、ものを噛むための筋肉が不自然な動きをくり返していた、ということです。
一つの筋肉が偏った動きをくり返していれは、関連するほかの筋肉もそれをカバーしようとして、不自然な動きをくり返すようになります。父の場合は、その悪影響が側頭筋に及んだと考えられます。まず咀嚼筋のひとつである側頭筋に負担がかかり、その結果、側頭部に生えている毛が抜けてしまったわけです。