↓ ワイン品評会:日本酒部門で「鍋島 大吟醸」が最優秀のニュース
大吟醸で最優秀なんてちゃんちゃらおかしい。モンドセレクションと一緒でいい加減な賞。だけどニュースになるアホな品評会。
日本酒の本来の姿を知っていればこんなカテゴリーそのものがちゃんちゃらおかしい。
そう断言出来るのはこの本を読んだから。
著者の上原先生は本物です。この本は2002年発行の新書版から始まり、今では文庫になって読み継がれています。日本酒の本当の事情が書いてあります。
以下アマゾンからの抜粋です。
『本書は、今日の地酒ブームを作り出した立て役者の一人であり、酒造技術指導家としても名高い著者が、“純米酒に非ざれば日本酒に非ず”という信念を中核において、これからの日本酒のあり方、味わい方についての透徹した問題提起を行ったもの。
日本酒について知識を記したというよりは、モノ作りの啓蒙書の色合いが強いので、その方面から読むのもよいかもしれない。酒に関する本は多いが、酒造りについての実体験に基盤を置いてここまで書ける人はほかにいるまい。
“純米吟醸酒はお燗をつけるとマズくなる”“ビールと同じく、お酒も造りたての生酒がおいしい”“春の全国新酒鑑評会で金賞を取った酒が完成度の高いものである”などという、チマタに流れる俗説がいかに間違っているかは、最初の一五ページほどを読んだだけですぐに分かる。そして、秋まで掛けて熟成された
“秋あがり”の純米酒を水で少し割り、人肌の燗で飲むのが一番おいしい、という著者の主張にグングン引き付けられてゆく自分に気付く。』著者の上原先生のお言葉。「酒は純米 燗なら尚よし」
この本を読んでください。そしていわゆるポン酒のばかな誤解を解いて下さい。
日本人が古来親しんだ純米酒を味わって下さい。『純米酒を極める』ジュンマイシュヲキワメル チエノモリブンコ
知恵の森文庫
上原 浩【著】
光文社