2018年の干支は戌、ですので犬の歯についての雑学・・

明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

  
2018年の干支は戌、ですので犬の歯についての雑学です。

犬の歯と本能 ーよく噛んで食べなさいと言っても無駄ですー

私たち人間にも犬歯という歯がありますね。糸切り歯と呼ばれる前歯の真ん中の歯(中切歯)から数えて3番目の尖った歯です。生える位置が上の方になると八重歯と呼ばれます。日本ではチャームポイントとなる八重歯ですが、西洋ではドラキュラのようだと嫌われる傾向があるようです。

この犬歯よりも後ろに臼歯と呼ばれる臼状の歯が4本〜5本(親知らず含む)の歯が並んでいます。前歯で噛み切り、臼歯で咀嚼するのです。

前歯と犬歯は肉食系の歯、臼歯は草食系の歯の特徴を備えているので、我々人間は、肉食、草食(野菜と穀類)を併せた雑食なのです。

私たちは、食事のときによく噛んで食べなさいと言ったり、言われたりしますが、食べものを充分咀嚼し、消化液でもあり、消毒作用もある唾液とよく混ぜ合わせることはとても大切で、消化の第一歩でもあるからです。

ところが、犬は食事の時によく髪ことはありません。咀嚼はしないのです。

犬を飼ったことのある方なら誰でもご存知なのが、犬によく噛んで食べなさいと言っても全く言うことを聞かないこと。犬の食事時間は非常に短く、ササミジャーキーなどをあげても2度ほど噛んですぐに飲み込んでしまいます。

これは、犬は本来肉食獣なので、肉食獣の歯と消化システムを持っているからです。

肉食獣の歯は前歯だけでなく奥歯も尖っていて、その先端は喉の方に向いています。食べものを飲み込める大きさに噛み切って喉方向(食道方向)に送り込みやすく出来ているのです。すり潰すような平らな臼歯はないのです。

上下の犬歯(牙)も発達して深く噛み合っていますので、この犬歯がガイドとなってまっすぐ口が開き、まっすぐ戻る口の動きになります。犬歯のない馬や牛のように口が横に動くことはありません。

つまり、犬の食性を一言で言えば、飲み込めさえすればそれでいいのです。犬によく噛んで食べなさいと言っても無駄なのです。

犬用のガムはよく噛みますが、これは、食事というより狩りの名残です。タオルやロープを咥えさせて引っ張ると唸り声をあげ、足を踏ん張って、首を振りますが、仕留めた獲物に噛み付いて首を振って引きちぎる行為がDNAに刻み込まれているのです。

​柔らかい​ドックフードの普及​で、本能である噛みつき欲ひきちぎり欲が満たされない​​​ワンちゃんのために、タオルやロープでの咥え遊びをしてあげてください。​

​イラストは​「国産・無添加ドッグフードPERORI」さんからお借りしました。
https://natural-food.jp/store/contents/dogfood/article-76/


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