"尾崎直道がマウスピースで失格 「知らなかった」男子ゴルフ"の記事 ➡
スポーツでのマウスピース使用の代表格はボクシング。パンチのダメージから歯、顎関節を守り、脳震とう予防のため装着が義務づけられています。その他にもラグビーやアメフトなど激しいコンタクトスポーツで使われています。
コンタクトスポーツではない他のスポーツでも、装着している選手をたまに見かけます。プロ野球選手などの場合は歯や顎関節を守るためというよりも、身体能力をアップするのが目的です。
冒頭の記事の中に”「周囲から「飛距離伸びましたねぇ」と言われた尾崎は「実はマウスピースをしてると力が入る」と告白。」”とあります。それが、”「ゴルフ規則にある「人工の機器、異常な用具と用具の異常な使用」に抵触。」”失格となっていまったのです。
ある種のマウスピースがスポーツ選手の能力をアップするのは事実で、20年程前から研究されており、スピードスケートの清水選手などの例が有名です。
しかし、マウスピースを装着した時と、日常生活や食事をしている時とは噛み合わせが明らかに違ってしまいます。実はこれが大問題で、能力アップを目的にしたマウスピースを使い続けている選手はいません。むしろ、そのためにダメになってしまったと思われる選手が多くいます。
記事の最後に”「医療効果があるものならOKだったのだが…。」”とありますが、言葉の通り、医療効果はありません。
スポーツでは、コンタクトスポーツなどで歯や顎、脳を守る目的以外のものはやめた方がよいです。却って危険です。
PS.歯科医院で提供される”医療効果のある”ナイトガードなども不勉強な歯科医や技工士の作るものは大変危険です。