人は長生きすればする程、失う歯は増える。老化現象のひとつなので、嘆く事でも畏れる事でもない。
変に抗うより自然の摂理と受け入れてしまった方がよい。
個人差はあるが50歳は歯の曲がり角。
だが幸いな事に失った歯を人工の歯(入れ歯)で補えば噛む機能は維持出来る。
入れ歯は年寄りくさいなどと、別の無理な治療(例えばインプラントなど)を闇雲に選ぶと高いお金で要らぬ苦労を買う事になる。
入れ歯は一番身近な人工臓器であり、高齢化社会にあっては長くつきあうもの。
まず偏見を捨てる事。次に入れ歯の得意な歯医者を見つける事。
難しい事だけれどもこれに尽きる。(林裕之)