「噛み合わせ」と「歯並び」の違い(1)

「噛み合わせ」と「歯並び」を同一のものと混同していませんか?実は「噛み合わせ」と「歯並び」は分けて捉えなければいけません。

世間で言われている「歯並び」というとまず、前歯の事ですね。特に上の前歯、正面から見える部分が揃っているか、いないか。つまり、『歯並び=見た目』が一般的な認識でしょう。

しかし、歯列(しれつ)とは奥歯も含めて捉えるのが本筋です。大方の歯医者や技工士、衛生士でも、「噛み合わせ」と「歯並び」の違いを正確に説明出来ないないのですから皆さんが混同するのも無理もありませんが、『噛み合わせ=噛む機能』『歯並び=見た目』と考えて下さい。

皆さんが気にする歯並び(見た目)が乱れていても噛み合わせ(噛む機能)に問題がない事は多く、逆に歯並び(見た目)は良くても噛み合わせ(噛む機能)が悪い場合があるのです。後者の典型は成人の歯列矯正を受けた患者さんです。歯は揃ったけれど、ものが食べられないといったケースが多々あるのです。

林裕之記

● 林歯科/歯科医療研究センター www.exajp.com/hayashi/


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