昨日銀行の新しい若い担当者と話していると、「私も噛み合わせが悪いんですよね」と言い出しました。
私たちは職業柄長年染み付いた癖で、対面して話をしていると、無意識に相手の顔貌(骨格や筋肉の付き方)、頭の傾き、口の動き(顎関節の動き)、そして、見える範囲の歯や歯並びからその人の口の状態全般を観察してしまいます。
昨日の若い担当者はそれまでの会話で、口(噛み合わせ)には特に問題ないと判断していましたので、会話の途中で「私も噛み合わせが悪いんですよね」と軽く切り出された時は戸惑いました。
彼は上の歯並びがほんの少しだけ乱れてていたので、その事を気にして、そう言ったのではないかと思うのですが、歯並びと噛み合わせは別の問題なのです。
しかし、四方山話で解説できる簡単な話ではないし、昨日は別の用事がメインだったのでそのままスルーしました。
診療以外の日常でこうした場面はままあるのですが、正直困ります。相手の気持ちはよく解るのですが、専門的な内容は、会話のついでに話せるほど簡単ではないのです。相手の気を悪くしないように気遣いしているつもりですが、それが上手く伝わっていなければごめんなさい。
しかし、本当に自分の口の状態を知りたい時や、個別の問題を抱えている時はアポイントをとって下さい。林歯科の初回はご相談で、約1時間ゆっくり話し合います。料金は¥10,500_です。