コチニールは、中南米原産の昆虫「エンジムシ」から抽出したカルミン酸を主成分とする赤色の天然着色料で、清涼飲料水、菓子、ハムなどの食品、医薬品、医薬部外品、口紅やアイシャドーら化粧品で使用されている。不純物として含有するタンパク質がアレルゲンとなってアナフィラキシーを引き起こす事例が知られている。
実際に被害にあった20代女性の体験が今朝のTV「モーニングバード」で報じられていました。じんましん・上下の唇のひどい腫れ・呼吸困難(自力呼吸ができず器官に管)など。その症状が出た時の映像は衝撃的でした。しかも「コチニール色素」が原因と特定されるまでに2年もかかってしまったため何度が繰り返してしまったそうです。
今回の消費者庁からの呼びかけで一般のお医者さんが「コチニール色素によるアレルギー」があることを認識するようになることが嬉しいとも語っていました。今までアレルギー症状があり、原因不明とされていた方は「コチニール色素」が原因かもしれません。
コチニールのほかにカルミン、カルミン・コンジョウ被覆雲母チタン、カルミン被覆雲母チタンといった色素も大正です。飲料、ハム、ソーセージ、口紅など幅広い食品や化粧品に使われています。
今回は注意喚起ですが、それまで安全だとされ認可された食品添加物が禁止されるまでには余程の被害が出てからというのが常です。
自分の身体を守るためには出来るだけ添加物を遠ざける生活が望ましいのです。
天然赤色着色料でアナフィラキシー‐添付文書や外箱で注意喚起
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