人が使っていたものと人がいない町

昨日昼を過ぎるとどっと疲れが出ました。

前日にいわき市までを往復し、様々な現実を見たその疲れだと思われ、夜は早めに寝ようと10時には布団に入って目を閉じたのですが、肉眼で見た光景が次々浮かんできました。

震災から1ヶ月以上過ぎているので、生活道路はかなり整備されていました。でも道路の脇には壊れた自動車が整然と山積みされ、そのとなりは冷蔵庫やテレビなどの電化製品の山。集められたがれきの山、壊れて手つかずのままの家。それらは、かつて人が住まい、使っていたものばかり。
無人の役場

原発にほど近い山の中の町には人が全くいない。家が点在し、工場や、ラーメン屋さんがあり、役場の桜は満開、時間は平日の午後2時。だけど人がひとりもいない。町があるのに人の気配が全くない。本当に奇妙な感じ、この光景はゴーストタウン?映画でしか見た事無い。

頻繁にすれ違うパトカーといろいろな形の自衛隊の車両。町を覆う重たい空気。この状況は広がってしまうのだろうか?そう思っていたら、今日から警戒地域が広がった。

壊れてしまったものに人の気配が残り、壊れていない町に人の気配がない。地震と津波は天災、原発事故は人災。それを見て来たのだと思いました。

 津波が壊した家