職業柄テレビなどを観ていても、歯や顎の形に目がいってしまいます。人気が続くタレントさんは計らずとも長期観察になります。
美容目的で安易に健康な歯をいじるのは大反対ですから、やたらと白い歯に変えるタレントさんを「わあーやっちゃた。このあと大丈夫かな。」と思ったり、「この人は噛み締めの癖が強いなあ。頭痛、肩こりあるだろうなぁ。」といらぬ心配をしているのです、
一昨日もテレビを観ていたら、人気グループSのK君がNYでのミュージカル公演中、歯の激痛に襲われ、NYの歯医者に割れた根っこを苦労の末取り除いてもらった話をしていました。その歯は被せものがしてあった歯だったそうです。
その時歯の根っこが割れたのは、海外公演のストレスでいつも以上に歯ぎしりをしたことが原因らしいと言われたと言っていました、それは、きっかけにしか過ぎません。
彼の歯と顎の変化は彼が幼い頃から見ているので(テレビ画面でですが)、一時期右下の奥歯が無く、左噛みになり、左の顎の咬筋が膨らみいわゆるエラの部分が発達しています。
噛み締めの癖も強く、こめかみ当たり(側頭筋)が膨らむのを何度も見ていました。
このグループは他にもK君やN君も噛み締めや歯ぎしりの癖が歯や顔に顕著に表れており、前歯だけでなく奥歯の治療も繰り返していると思います。
噛み締めや歯ぎしり対策をしないで、歯の治療を繰り返すことは歯の寿命を縮めます。顎の痛み、表情筋の痛み、頭痛、首・肩こり、なども引き起こします。
噛み締めや歯ぎしり対策は歯の治療とワンセットなのですが、それを実施している歯科医が殆どいないことが彼らにとっても不幸です。