日本人、縄文・弥生混血説裏付け

“日本人、縄文・弥生混血説裏付け 遺伝子解析で” のニュース。

”日本列島の先住民である縄文人と、朝鮮半島から渡ってきた弥生人とが混血を繰り返して現在の日本人になったとする「混血説」を裏付ける遺伝子解析の結果を、総合研究大学院大(神奈川県)などのチームがまとめ、日本人類遺伝学会が編集する1日付の国際専門誌電子版に発表した。これまでも同様の研究結果はあったが、今回は1人当たり最大約90万カ所のDNA変異を解析し、結果の信頼性は非常に高いとしている。”

 

日本人の起源についての学説の中では、埴原和郎先生の「二重構造 モデル」が最も有力になっていて、今日のニュースでその学説を裏付けたということでしょう。いわゆる「噛み合わせと全身」の勉強を始めたときに自然人類学も必須でしたので、それまで素養も興味もなかったこの分野の勉強も始めることになりました。間もなく今回話題になっている「二重構造モデル」を知り、他人の顔を見ては「渡来系だ、いや土着縄文系だ、混血系だ」などと言い合っていました。

二重構造 モデルの提唱者である埴原和郎先生の特別講演を聴講する機会に恵まれたのは、25年程前のことです。その講演の中で先生は、ご自身の入れ歯体験を語っておられました。前歯の位置が合わず英語の発音がし辛いので、もう少し前に出してくれと担当の歯科医に頼むのだそうですが、なかなか聞いてもらえずに難儀したとのこと。日本人は歯槽性突顎だという人類学の常識を歯科医学で教育していないから小ちゃい入れ歯が平気で作られると憤慨しておられました。総入れ歯の人工歯を並べる時の基準として、殆どの歯科医や技工士が採用している方法である「歯槽頂間線法」では正しい入れ歯が出来ないのです。埴原和郎の実体験を基にした憤慨を今でも真摯にとらえるべきだと思います。

埴原和郎

埴原和郎先生の「二重構造 モデル」


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