歯は安易に削らない、というのが治療の原則ですが、削って治療をしなくてはいけない場合があります。
それは虫歯の状態が進んでしまったときです。ただし、その場合も、削って治療しなければならない状態であることを鏡などで見せながら、患者によく説明し、そして削ったあとにその歯を噛めるように仮歯できちんと回復するのがいい歯医者です。
また、そのことを患者さんによく説明することもいい歯医者の条件といえるでしょう。患者も多忙を理由に治療回数を最小限にしてほしいとか、時間を短く治療してほしいとせかすことはやめたいものです。
噛み合わせバランスを狂わせすに治療を行うには、時間もかかり回数も必要になることを理解していただきたいと思います。
治療をせかすととは歯医者が慎重に判断する機会を奪い、なら芯くてもいい歯を削られてしまうことにもなりかねません。
歯医者の言いなりになるな!
-正しい歯科治療とインプラントの危険性-
著者:林晋哉 林裕之
インプラント治療の欠陥とは!
角川oneテーマ21 (新書判)
¥760(税込)
発行元:角川書店
ISBN 978-4-04-710261-3-C0295
内容: 週刊誌を賑わせたインプラントの死亡例。先端医療のずさんさが世間の注目を浴びることになったが、著者の林兄弟は以前より各メディアで激しく警鐘を鳴らしていた。満を持しての書き下ろし!