いまだにブラックの法則に基づいた治療法

さてそれでは、使えない入れ歯が量産されているのはなぜなのでしょうか。その理由はいくつかありますが、まず言えるのは「大学で教えている入れ歯の作り方がことが間違っている」ということです。

大学の歯学部でも、歯科技工士学校でも、間違った教育が行われています。大学の歯学部で行われている授業は、ほとんどが歯の削り方に費やされます。「齲食(ウショク:虫歯)はハトの尻形に削る」とか「削る角度は六度」などといったことばかりが教えられています。

このような治療法は、発案者のG・V・ブラックの名をとって「ブラックの法則」と呼ばれていますが、1990年、FDI(国際歯科連盟)は「ブラックの法則の完全撤回」という通達を出しています。ブラックの法則は間違っているという通達、つまり歯は極力削るべきではないという通達が、20年以上も前に出されている。しかし歯科大学では、いまだにブラックの法則に基づいた治療法を教えています。

林裕之


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