技工力

歯科の最終的な役割は補綴処置(ほてつしょち:歯の詰め物や被せ物、入れ歯などで咬合を回復すること)を行い、これを正常範囲内で機能させることでしょう。

結局はこの処置をどう成功に導くのかというのが歯科医の腕であり、これを最も左右するのが技工(補綴物を作る行為)です。つまり、歯科医院のでの治療は「歯科医師」と「技工士」の二人三脚で運営されるものであり、当然、技工技術の高いことが「良い歯科医院」の最も必要な条件の一つです。

この歯科医療にとって大きなウェイトを占める作業をする人が歯科技工士です。昔は、各歯科医院に技工士さんが居て一緒に治療に向かうという姿勢を持っていた所が多かったのですが、現在では多く見積っても歯科医院内に技工士さんが常駐している所は1割もないでしょう。

ほとんどの歯科医院は技工を外注しています。歯型模型だけを技工所に渡して戻って来た物を装着しています。

この流れはコストの削減にはなるのでしょうが、患者さん本位ではないことは確かでしょう。

私は歯科医になって以来、院内に技工士さんがいない所で働いた経験がありません。様々な臨床の場面で、こんな時、院内に技工士さんがいなかったらどうするんだろうと思うことがよくあります。

歯医者のみんな、どうしているんですか?

林 晋哉


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