足の親指の痛みがたった一回で消えた

ジージーうるさい耳鳴りが割りばしゴロ寝で消えて頭痛も高血圧も改善した私(2)

そんな私が、以前教えてもらった割りばしゴロ寝を思い出し、よくやるようになったのは、五年前のことでした。

八年前に、私はある歯科医院で行ったブリッジ(欠損部の両側の歯を橋桁にして、金属による橋を装着して人工歯を補う方法)が合わず、違和感があり悩んでいました。そのころ、かみ合わせの治療を行っている林歯科のことを新聞で知り、訪れました。

そこで教えてもらったのが、割りばしゴロ寝でした。これは、あおむけになって、割りばしを一本くちびるに乗せるという方法で、かみ合わせや体のゆがみ、自立神経の調整に役立つそうです。

その歯科医院で、割りばしゴロ寝のやり方を教えてもらい、その場で三〇分ほど行いました。そして帰るとき、信じられないことが起こりました。

当時私は、右足の土踏まずから親指にかけてのすじをいため、親指の一部がどうしても治らず、困っていました。痛くて靴がはけず、サンダルを右足にひっかけるようにはいていたのです。

それが、割りばしゴロ寝をしてからサンダルをはくと、スッと先まではけます。なんと、足の痛みがなくなっていたのです。驚きとうれしさで、割りばしゴロ寝の不思議な力を実感しました。

それを思い出した私は、ときどきやっていた割りばしゴロ寝を、「耳鳴りにも効くのでは」と、まじめに行ったのです。日中、ひまな時間をみつけて毛布をしいた上に大の字に横になり、ラジオを聴きながら二〇~三〇分間、割りばしを乗せていました。

割りばしゴロ寝は、かなりリラックス効果があるようです。私は昼寝の習慣はありませんし、寝ようと思っても眠れません。ところが、割りばしを乗せていると、よほど神経が休まるのか、そのまま一時間半ほど気持ちよく昼寝することが、よくありました。

割りばしゴロ寝は、昼間だけでなく、夜寝る前にもなるべく行うようにしました。さて、こうして割りばしゴロ寝をするようになって半年めくらいから、耳鳴りの音が徐々に小さくなってきました。そして、一年たつころには耳鳴りは自然に消え、ここ四年くらいは耳鳴りは起こっていません。

耳鳴りがひどかったころは、自分の声もひびくので無意識に声を落とし、声がかすれて、人と話すのがおっくうでした。いまは、そんなこともありません。私が耳鳴りの原因だとにらんでいる、ストレスのある生活自体は変わっていないのに、耳鳴りが消えたのは、割りばしゴロ寝が効いたからとしか考えられません。

また、耳鳴りが消えたのと同じころ、もう一つの大きな悩みだった頭痛も、起こらなくなってきました。頭痛の解消とともに、首がこることもなくなり、とても喜んでいます。それから、今年に入って久しぶりに血圧を測ったところ。最大血圧が130mmHg、最小血圧が61mmHgと下がっていたのでホッとしています。

割りばしゴロ寝を行って、体の不調がなくなったおかげで、姑の世話をはじめ、何ごとにも前向きにがんばれるようになりました。私を救ってくれた割りばしゴロ寝には、本当に感謝しています。

主婦・69歳 菅井年江

ひとことアドバイス

林歯科院長 林晋哉

割りばしゴロ寝は、ときには私でも信じられないほど、効果を発揮することがあります。たとえば、菅井さんのような耳鳴りは、耳鼻科でも治療はほとんどお手上げの状態です。

そんな耳鳴りが、割りばしゴロ寝でよくなったというのですから、改めてそのすばらしさを教えていただきました。その意味では、この方法で頭痛がよくなったり、血圧が下がったり、よく眠れるようになったりするのも、不思議ではありません。

菅井さんの不快な症状は、安易なブリッジの治療で、口腔内に不つり合いが生じたことに端を発していると考えられます。

安易に歯の治療を受けると、そうした危険もあるということを、知っていただきたいと思います。そして、自己防衛として割りばしゴロ寝を行い、十分にあごの筋肉の緊張をゆるめてから治療を受けてください。そうすれば、菅井さんのような例がへるでしょう。

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