顔の形決める5遺伝子発見=目の間隔や鼻の高さに影響―将来はDNAから似顔絵?
”目の間隔や鼻の高さなどに影響を与える遺伝子を5種類発見した”とのニュース。将来は犯罪捜査の際、容疑者のDNAから似顔絵を作るなどができるようになるそうです。
遺伝子の解明が進めば様々な分野での応用が広がり、その恩恵も大きいものと思われますが、この記事中で気になったのが「顔の形は生後の環境より遺伝の影響の方が大きいと考えられている。」の一文。確かによく似た顔の親子や兄弟は、どんな人でも思い当たるでしょうし、おじいちゃんと孫がそっくりなんていう事もよくある話です。
歯も例外でなく、お子さんの歯並びを気にして相談に訪れたお母さんの歯並びと、そのお子さんの歯並びがそっくりだったりします。歯そのものの大きさや形、質、歯並びのアーチの型なども遺伝の影響が大きいのです。
しかし、歯並びの乱れは、歯の大きさと顎の成長の不調和が原因になる場合も多いのです。顎の成長にはよく噛むことなど生後の生活環境が大きく影響しますので、軟らかい食べ物ばかりで噛む事が少くなった昨今は顎の成長が充分でないため、歯並びが乱れる子どもが増えています。
顔の形に比べて、歯は大きさや質は遺伝から、歯並びは生後の影響が大きいと言えるでしょう。
