虫歯と歯周病の本当のところは?

2017年1月29日

晋哉#4先に書いた歯周炎に関する投稿を一般向けに書き直したものをすでにビジネスジャーナルの編集者に送ってあるのですが、やはり内容が伝わりづらいという判断なのでしょうか、12/2日現在掲載されていません。(11/21日再送信)

患者さんから見た歯周病

患者さんたちは、歯周病というとどのような認識を持っているのでしょうか? 歯肉炎と歯周炎は違うと言われてもピンとは来ないじゃないでしょうか。

でも、「この間、歯周病で歯を抜いた」という人の話は聞いたことがあると思うし、実際に経験した人もいるでしょう。

臨床上、歯周病は歯を失う最後の病態として最も多いものの一つであることは間違いありません。

自分の歯も歯周病で失いたくないし、歯科医師としても歯周病が原因で患者さんの歯を抜かなくてすむようになればこんなに幸せなことはありません。

でも現実には、いくら治療しても、いくら患者さんが頑張って歯を磨いても、歯を抜かなければならなくなる症例は少なくありません。
 
虫歯・歯周病への違和感

 歯科臨床に携わって満28年が経ちます。この間常々思って来たことは歯周病でも虫歯でも、「何で一本の歯だけなるのか?」ということです。口は一つの入れもので、プラークの中の細菌の出す酸や炎症誘発物質が原因なら、口の中のなぜ一本だけの歯が罹患するのでしょうか。

しかも、一本の歯の一部だけが虫歯で崩壊したり、歯肉の片側だけに炎症が起こったりするのでしょうか。付着するプラークの量が違うからなのでしょうか。

今日も数か月ぶりに来院されて、歯や歯茎との境に全体にべったりと汚れが目立つ患者さんがおられましたが、治療を必要する炎症像や虫歯はありませんでした。プラークの量という観点から言えば十分に治療の必要な所見があってしかるべしという状態です。

もちろん、様々な要因が絡んで物事は起こるのだということは分かっていますし、特に生命体の振る舞いは一筋縄では行かないでしょう。

ではなぜ、虫歯も歯周病も歯に付着するプラークの細菌が唯一と言っていいほどの原因とされ、これさえなければ虫歯も歯周病にもならないというようにされているのでしょうか。

それでもこれらの病気が撲滅に至らないのであれば、万人に当てはまる絶対に歯周病や虫歯にならない歯磨きが存在しないか、この前提がちがうのではないでしょうか。

林歯科・歯科医療研究センター
http://www.exajp.com/hayashi/
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