東京新聞10月22日付のコラム「筆洗」の前半部分にショックを受けました。
”四万人近いファンが葬儀に参列したカリスマの死から、もう十九年になる。若者の孤独と怒りを歌い、人気絶頂の中、二十六歳で急死した歌手尾崎豊さんを追悼する「尾崎ハウス」(東京都足立区)が、取り壊されたという記事を感慨深く読んだ▼十代の「代弁者」といわれた尾崎さんだが、最近の若い世代には通じないらしい。ゼミで尾崎さんの歌詞を一緒に読んだ私大の教授は、失笑する学生ばかりだったことに驚いていた▼十年近く前、精神科医の香山リカさんが学生に調査した内容を思い出す。「何を怒っているのか分からない」「ひとりよがりで不愉快」などと否定的な意見が多く、尾崎さんの歌詞に共感できるという学生は百人のうち二人だけだったという(『ぷちナショナリズム症候群』”
こういう話はやっぱりショック。私はいわゆる尾崎世代ではなし彼の泥臭くてストレートな歌詞はむしろ苦手、けれども、彼が熱狂的に指示されるのは充分過ぎるほど理解出来る。I LOVE YOUくらいしか知らないけれど、間違いなく名曲だと思う。
彼の歌は世代を超えていつの世の15才の心情を代弁していると思っていた。いや、思い込んでいたんですね。その彼の歌詞が失笑されるなんて。しかも、すでに10年ほど前から共感できる若者が100人に2人だなんて本当に意外。全く知らなかった。
自分ではどこか若いつもりでいたんだけど、「おっさんに何が分かんの」って思いっきり言われたような気分。
ジェネレーションギャップってやつに今更ながらビックリした次第。けど、そもそもジェネレーションギャップなんて言葉自体が死語か…….。
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