今月めでたく(?)55歳になりました。ラジオでかつて55歳はお年寄りだったと聞き、調べてみました。
『第2次世界大戦が終了して2年後の1947年(昭和22年)、まだまだ戦後の混乱が続く中、兵庫県多可郡野間谷村(現在、多可町八千代区)門脇政夫村長が
- 長年社会貢献してきたお年寄りの方々への敬意
- お年寄りの方々から知恵と経験を授かる
という主旨で、村主催の敬老会を開催することを考えた。
そして、開催日として選ばれたのが、農閑期で気候も過ごしやすい9月15日であった。1945年9月15日に開催された野間谷村での敬老会は日本初の村主催の敬老会であった。
この日の敬老会では、村中の車を集めて、55歳以上の人を敬老会が開催された公会堂へ送迎し、ご馳走と播州歌舞伎で、お年寄りの方々をもてなした。』
敬老の日の始まりだそうで、55歳以上の「お年寄り」をもてなしたんですね。
この年1947年の平均寿命は男性が50.06歳、女性が53.96歳。私の55歳はすでに死んでいてもちっともおかしくない年齢。逆に今の平均寿命にそのまま当てはめれば、私の55歳は84歳になる。この30年という大きな差は何かピンときませんが、それほどこの60年で急激に寿命が延びたんですね。
ただ、歯の寿命は身体ほど延びていません。最近の調査でも、歯の平均寿命が最も長いのは男では下顎左および右側の犬歯で66.7年、女は下顎右側犬歯で66.2年で、最も短いのは男女とも下顎左側第2大臼歯で、男50.0年、女49.4年。
自分の歯がない生活が30年近くあるのです。