「浮いた入れ歯でも何でも噛める」父の総入れ歯

51QAY32YSXL._SX230_  敬老の日を祝う為に今年85才の父の家を訪ねました。

ラム肉と特製ダレを持参しホットプレートでジンギスカン。父が育てたベランダ菜園の野菜を加え、さらに父が仕入れたNHK”ためしてガッテン”伝授の正しい紫蘇の葉の食べ方で、熱々のジンギスカンを蒔いて食べるとそりゃもう旨いのなんのって、久しぶりの父との楽しい時間を過ごしました。

その父は総入れ歯になって20年余り、合わない入れ歯で残っていた下の前歯をだめに、生半可な知識で作った入れ歯で脱毛症にしてしまい、勉強のためと云い つつ無理矢理0度臼歯の入れ歯を入れて辛い思いをさせ、まるで父を入れ歯の為の人体実験のようにしてしまった時期がありました。本当に父には申し訳ないこ とをしてしまいました。

しかし、耐えてくれた父のお陰で追求し続けた総入れ歯の在り方と、咬合と顎運動の真実を知る事ができました。本当に感謝しています。

父の総入れ歯は上はぴったりくっついていますが、下の入れ歯は下顎に乗ってるだけの状態です。それでも、夕べの食事のように大きいラム肉と野菜を紫蘇の葉で蒔いて口いっぱいに頬張ってもしっかり噛めるのです。

残念ながら、浮いた入れ歯でも何でも噛める。この奥深い事実を99%の歯医者も技工士も知りません。

父の入れ歯と脱毛症の関係の詳細は拙著「いい歯医者 悪い歯医者 (講談社プラスアルファ文庫)」に記してあります。


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