巨大津波を予測していた男

活断層・地震研究センターの宍倉博士

ウォールストリート日本版

震災前に大津波の発生や原発事故を予言していた学術論文が、次々と見つかっています。それなのになぜ被害を最小限にできなかったのかがこの記事中の↓の言葉にあると思います。

『こうした研究に携わっている少数の研究者は通常無視される運命にあると語る。同博士によれば、人は自分自身が目撃した、あるいは自分の知っている人が目撃したものを信じるようにできている。彼らは「500年に一度の出来事に対処する」ようにはできていないのだという。』

体制や既得権者に不利な情報や少数派の情報でも、同等に必ず取り上げ吟味し公にする権限を持ったシステムを構築することが、防災への近道だと思います。