高血圧症と入れ歯

以前、「部分入れ歯が合わなくて困っている」という患者さんが来院したことがありました。歯以外にどこか悪いところはないか伺ったところ、血圧が高くて降圧剤を服用しているとのことでした。

この患者さんが高血圧症になり、降圧剤の服用を始めたのは、60歳のときです。そして、その約1年前、下顎の部分入れ歯を作り直していました。作り直した部分入れ歯はうまく合わず、半年に1回のペースで調整を続けていたそうです。

口の中を調べてみると、入れ歯に不具合があり、奥歯の咬合関係がまったく確立されていませんでした。そのとき使っていた入れ歯を調整するだけでは問題が解決しないと予見されたため、入れ歯を作り替えることにしました。

新しい入れ歯が入ったのは、およそ1ヵ月後です。治療は成功で、患者さんは違和感なくものが食べられるようになったのですが、同時に血圧が下がりました。一時的に下がったのではなく、下がったまま安定した。合わない入れ歯を作ったときから発生した高血圧症が、合う入れ歯を作ってから改善されたのです。

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