咀嚼も歩行運動と同じ

咀嚼も歩行運動と同じです。人はすべて生まれてから死ぬまで「食べる」というトレーニングを続け、その人固有の咀嚼システムを作っていきます。ステーキを食べるときには強く噛み、豆腐を食べるときにはごく軽く噛む、という使い分けができるのも、無意識のうちにトレーニングが続けられてきたからです。

ものを噛むときの顎の動かし方、舌や歯茎の使い方、あるいは咀嚼の回数などは、人によって違います。AさんにはAさん固有の噛み方があり、BさんにはBさん固有の噛み方があって、まったく同じ咀嚼システムというのは存在しません。

父の場合、咀嚼システムは六五年という長い時間をかけて作られたものでした。これを破壊したのが、合わない入れ歯です。

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