顎関節症と頭痛、肩こりが大幅に改善(2)

かみ合わせの影響で起こった顎関節症と頭痛、肩こりが割りばしゴロ寝で大幅に改善(2)

主婦・36歳 千葉佳子

林先生には、治療とは別に、自宅でできる方法として割りばしゴロ寝をすすめられました。割りばしゴロ寝は、割りばしを歯でかまないように、軽く開いたくちびるに乗せるというものです。これをすると口のまわりの筋肉がゆるみ、さまざまな症状に効果があるそうです。

割りばしゴロ寝をすすめられたときは、「なんて原始的な方法なんだろう」と思うとともに、「私のように思い症状にも効くのだろうか」と完全には信じられませんでした。それでも、痛みが少しでも軽くなるのならと、割りばしゴロ寝を始めることにしました。

あごの痛みは10%程度に軽減。

私は、割りばしゴロ寝を、とくに時間を決めず、家事などの手があいたときに一日一回三〇分ほど行いました。カーペットの上にあおむけになり、テレビをつけて声を聞きながら行います。

最近は、寝る前にふとんの中でやっています。最初のころは、「かんではいけない」「割りばしを落としてはいけない」と気をつかいましたが、すぐに慣れました。慣れてからは緊張がなくなり、割りばしゴロ寝をやっている間にウトウトとしてきます。万一、割りばしゴロ寝をやりながら寝てしまっても、割りばしは口の上に乗せているだけなので、寝て横を向いたときに、スッと落ちます。

割りばしゴロ寝をやったあとは、フワーッとした感覚になります。しかし、立ち上がってフラフラして、何かにつかまらなくてはならないというほどではありません。

さて、割りばしゴロ寝の効果は、始めて二~三日後に、早くも現れました。感覚的ですが、あご周辺の筋肉の緊張というか、張って固まっていたものがほぐれて、軟らかくなる感じがしたのです。顔の周囲やあご、頭にあった痛みが薄れ、とてもらくになりました。

こうして毎日続けていたところ、数ヶ月前からはこめかみや目の下、首、肩の痛み、頭痛はまったく感じなくなりました。もちろん、夜もよく寝られます。

顎関節の痛みも、割りばしゴロ寝を始める前の10%程度になり、とてもらくです。

痛みがらくになってからは、割りばしゴロ寝は毎日やっているわけではありません。ストレスであごの筋肉が緊張し、顎関節に痛みが現れたときに割りばしゴロ寝をやると、スーっと痛みが引いていきます。

さまざまなつらい痛みから、私を解放してくれた割りばしゴロ寝には、本当に感謝しています。

ひとことアドバイス

林歯科院長 林晋哉

もしも千葉さんが、さし歯の治療を受ける前に割りばしゴロ寝をしていたら、顎関節や首、肩の痛み、それに肩こりといった不快な症状は起こらなかったかもしれません。

つまり、あごの筋肉をゆるめてから治療を行えば、その後のかみ合わせの変化に適応しやすいのです。もともとかみしめのクセのある人は、顎関節をいためやすいし、あごや口腔の筋肉にダメージがある状態で治療を受けると、かみ合わせも悪くなりやすいのです。

これから歯の治療を受ける人は、ぜひ割りばしゴロ寝を行ってから、治療に行くようにしてください。いずれにせよ、これからの問題を解決するには、本人の理解が欠かせません。強くかみしめるクセが無意識に行われていることが多いからです。


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