歯科金属アレルギー 唾液通じて血液に、全身に症状

歯科金属アレルギー 唾液通じて血液に、全身に症状

少し前の記事ですが、アレルギー性の皮膚炎が金属アレルギーだと気がつかない場合もありますので、注意が必要です。「皮膚科などでいくら治療しても治らない場合や、(皮膚炎などの)症状が出る前に集中的に歯科治療を行った場合、歯科金属アレルギーが疑われます」

歯科治療にはいろいろな金属が使われます。アレルギーの出やすいといわれるニッケルやコバルトは自費治療(主に金属床)でも使われます。

保険で使われる”金パラ”と呼ばれる銀合金は、金12%、パラジウム20%、銀51%、銅14.5% です。

以前はアマルガム合金という水銀も使われていましたが、50代以上の人の歯には残っている場合もあるかもしれません。

私(兄)も25年程前に、掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)を発症し、その時奥歯に詰まっていたアマルガムを金合金に変えたことがあります。

”もともと金属アレルギーが出やすい人は、歯科治療の際に初めから金属を使わないという選択肢もある”ので、気になる方は歯科医か皮膚科医に相談し、金属アレルギーの有無をパッチテストで判断すると良いでしょう。

尚、林歯科では金属を用いる治療の場合は金合金(白金加金)しか使っていません。