インプラントで痛みや腫れ

インプラントで痛みや腫れ ➡ ; 4月21日付けの 読売新聞の記事ですが、この話題は新聞やテレビで繰り返し取り上げられます。

「治療後の相談相次ぐ」「患者側も十分な情報収集と検討を」「相談者の治療費は平均約120万円、最高で500万円以上と高額」「数ある治療法の一つと考えてほしい」「簡単にインプラントが最善の方法だと決めつけないように」

トラブルが絶えない原因は、歯科医の無知、力量不足が一番の原因です。

最近、あるインプラントもする中堅歯科医の治療や考え方に触れる機会があったのですが、軽くめまいを覚える程、絶望的。よくこんなんで仕事(治療)しているなぁ。とため息を連発したばかり。

インプラントに限らず、正しい歯科治療を追求し、継承する体制が出来ていないのです。その結果、冒頭の報道が絶えず、犠牲になる患者さんが増えるのです。

この問題は根が深いだけに、まず、安全な入れ歯を選択し、インプラントに関する情報を吟味するしか自分の歯と健康を守る術は今のところありません。

ここに、私達がまとめた「インプラント危害をなくすための提言」を再掲します。

インプラント危害をなくすための提言

インプラントの失敗は、単にインプラントが顎の骨にくっつかない(生着しない)というだけでなく、例え生着してもその過程や生着後に痛みや腫れ、しびれ、噛めないなどの後遺症が起こりことが多く、最悪の場合死亡した例もある。国民生活センターの概念(注1)に当てはめればインプラントはこうした危害が発生しやすいのである。

一般にインプラントの成功率はおよそ90%と喧伝されている。つまり、少なく見積もっても10%は失敗するのである。

その失敗の原因を医師の技量の成熟度に求めがちだが、実際の事例ではインプラントのオーソリティと呼ばれた大ベテランによる死亡事故も起きている。技量の差ばかりが失敗の原因とはいえない。

インプラントはいつ、どこで、誰がやっても危害が発生するリスクを内在しているのであり、その後遺症は重篤になりやすい。であるから、失敗した場合を前提に、全てのインプラントの治療記録を残し、客観的に検証可能なシステムを構築すべきである。また、このシステムを実施する歯科医だけがインプラント治療ができるとする法を定めるべきである。

提言その1

インプラント治療をする場合の記録書式、記録模型の仕様の統一とそれらの保存の義務化。
(書式はソフト化し、セキュリティーの確立されたクラウド上に保存する。)

問診票(統一仕様)
治療前の口腔内写真
治療前の顔貌の写真
歯と全身の病歴書(統一仕様)特に血液凝固剤の服用歴など
パノラマレントゲン画像
CT画像
内科医による全身所見 高血圧、糖尿病、心臓疾患、腎臓病などの既往とコン            トロール
噛み締め、歯ぎしり、片噛みなど咬合状態の審査(統一仕様)
顎関節の状態の審査(統一仕様)
治療前の全顎模型(統一仕様)
診断書(統一仕様)
治療計画書(統一仕様)
治療費明細書(統一仕様)
危害発生時の保証書(統一仕様)
患者同意書(統一仕様)
親族同意書(統一仕様)

以上の複製を定型書式にまとめ、治療開始前に患者に必ず渡す。

提言その2
すべての診療記録(カルテ)は原則公開とする

提言その3

インプラント危害が起きた場合は、利害関係のない専門家の第三者機関による客観的な判定と早急な救済策の策定、その実施を行う。

*この機関の運営費用と危害を受けた患者救済のために医療費を保証するファンドを立ち上げる。

注1国民生活センターによる危害の概念 https://p.tl/N7vN
(注)国民生活センターでは、全国の消費生活センターに寄せられた相談のうち、商品・サービスや設備等によりけがをしたり体調不良や身体的なトラブルを申し出た事例を「危害」と分類している。”

ソニッケアーエアーフロスを使ってみました

 

ソニッケアーエアーフロスを使ってみました。これはステマではありません。私たちは、インプラントや成人の歯列矯正のようにダメなものはダメと言いますし、良いものは良いといいます。ですから、この商品についても正直な感想を記します。

早速使ってみました。水と共に結構強い圧縮空気が歯間を通る感覚が気持ちが良い。歯間と歯頚のポケット内に当てるように何度もやると汚れが吹き飛ぶびます。痛くはありません。

毎日、歯科医としてスケーリングをしていると、だいたい汚れが取れていない所は皆さん同じ部位。大臼歯の歯頚部(歯と歯茎の境目)や歯と歯の間、歯周ポケット内でです。

毎日磨いていてもこの部分にはブラシが当たらないのでずっと汚れが留まり、環境に刺激がないので澱みやすくのです。。つまり、だいたいの人は歯磨きはしているがこの部位はずっと磨けていないのです。

ここがキレイな人は歯磨きマニアに近く、あまりいませんし、完璧にキレイにはなりにくいのです。

そもそも、歯磨きでとは、多少歯に汚れが残っても、歯茎の腫れなどの症状につなげないためにするものなのです。歯磨きの一番の効用はマッサージ効果で、歯肉組織への刺激であると考えています。

ですから、このエアーフロスと通常の歯間ブラシを併用すると、かなり質の良い刺激を歯周組織に与える事が出来ると思います。モチロン清掃効果も充分あります。

年齢的に弱ってきた歯周組織には適切に刺激を与えてることが大切です。これは予防というより、毎日自分で治療すると捉えるのが正しいと思います。

その意味で、このエアーフロスは秀逸な道具であると思います。
https://www.sonicare.jp/airfloss/

 

 

エアーフロス

「フィリップス ソニッケアー エアーフロス」

エアーフロス

この製品名前がエアーフロスなのですが、実際は細かくて微量の水流を噴射するのです。その様子がテレビのコマーシャルで流れていて、直感的に「これいいんじゃないか」と感じ、早速出入りの業者さんにオーダーしました。
https://www.sonicare.jp/airfloss/

この製品のうたい文句は”歯間ケアにカンタン革命を。空気と水の独自技術で、溜まりやすい歯間の汚れを除去。歯ぐきの健康を促進します 。”

歯周病やブリッジの隙間だけではなく、歳を取ると健康な歯茎でも自然退縮で歯間に隙間が出来ます。その部分のケアに使えそうです。

自分の口で体験してみて、良かったらお勧めしようと思います。

実際に使用したら報告します。

「フィリップス ソニッケアー エアーフロス」
https://www.sonicare.jp/airfloss/

心配な「おぎやはぎの歯列矯正」

昨日何気なくテレビを見ていたら、おぎやはぎの矢作さんがアップになり、歯列矯正の器具が歯に付いているのにびっくり。何でこんなことするんだろうなぁ、しかも、抜歯までして。

何しろ成人の歯列矯正後の身体の変調に苦しんでいる人を沢山診ているので、成人のワイヤー矯正には反対しています。本当に気の毒になってしまいます。

彼は2010年の11月に矯正を始めたようで、その時のことが↓に載っています。

「おぎやはぎ・矢作「歯科矯正を始めました」

こんな思いをしてまで歯並びを変えて、身体に何もなければいいんですが…..。

尾崎直道がマウスピースで失格

"尾崎直道がマウスピースで失格 「知らなかった」男子ゴルフ"の記事 ➡

スポーツでのマウスピース使用の代表格はボクシング。パンチのダメージから歯、顎関節を守り、脳震とう予防のため装着が義務づけられています。その他にもラグビーやアメフトなど激しいコンタクトスポーツで使われています。

コンタクトスポーツではない他のスポーツでも、装着している選手をたまに見かけます。プロ野球選手などの場合は歯や顎関節を守るためというよりも、身体能力をアップするのが目的です。

冒頭の記事の中に”「周囲から「飛距離伸びましたねぇ」と言われた尾崎は「実はマウスピースをしてると力が入る」と告白。」”とあります。それが、”「ゴルフ規則にある「人工の機器、異常な用具と用具の異常な使用」に抵触。」”失格となっていまったのです。

ある種のマウスピースがスポーツ選手の能力をアップするのは事実で、20年程前から研究されており、スピードスケートの清水選手などの例が有名です。

しかし、マウスピースを装着した時と、日常生活や食事をしている時とは噛み合わせが明らかに違ってしまいます。実はこれが大問題で、能力アップを目的にしたマウスピースを使い続けている選手はいません。むしろ、そのためにダメになってしまったと思われる選手が多くいます。

記事の最後に”「医療効果があるものならOKだったのだが…。」”とありますが、言葉の通り、医療効果はありません。

スポーツでは、コンタクトスポーツなどで歯や顎、脳を守る目的以外のものはやめた方がよいです。却って危険です。

PS.歯科医院で提供される”医療効果のある”ナイトガードなども不勉強な歯科医や技工士の作るものは大変危険です。