ホントは怖い美容歯科

スポーツ選手や芸能人のなかには、美容歯科や矯正など、見た目を重視した様々な治療を受けている人が大勢います。

不自然に真っ白な歯をしている人も目立ちます。人に見られる職業柄やむを得ない面もあると思いますが、長い人生における将来のことを考えると、悲惨なことになるのが目に見えているのです。

よくあるパターンは、歯並びと歯の色を変えるために、健康な歯を全部一回り小さく削って人工の白い歯をかぶせ、見た目を変えるという方法です。

見た目はきれいに並びますが、当然、それまでの自分の歯とは噛み合わせが変わります。
咀嚼システムも変化して体調がおかしくなることもあり、そうした患者さんが私の所に来院されるのです。

無理な治療は歯の寿命を縮めます。ある有名な女優さんもその無理な方法で歯を繰り返し治療して、まだまだ若いのに抜かざるを得ないようになってしまいました。

スポーツ選手の場合も不自然に白い人工の歯にしている人たちの中には、体調をくずしたり、シーズン中にケガをするといったアクシデントを招いてしまい、自ら選手生命を絶ってしまうという人もいると思います。

歯は人に見せるためにあるのではありません。安易に歯を削ってはいけません。

増える入れ歯人口

グラクソが義歯使用者を対象にした食生活に関する実態調査結果を発表し50歳代以上の義歯使用者600人を対象にした調査結果が配信されていました。

現在、義歯使用者は、日本におよそ2,820万人(2009年時点)おり、年率約2%の割合で増加傾向をたどっています。

今年2010年には2,890万人。2011年には2,963万人となり、日本国民全体の約4人に1人が義歯使用者になる見込みです。(詳細はこちらから)

高齢化は益々進むのですから、入れ歯人口が増えるのは当たり前。

こういう調査を見て、「だから自分の歯を残すように磨きなさい。」と言う歯医者もいるでしょうが、
磨け磨けと唱えるより、使える入れ歯を提供することのほうがよっぽど現実的でしょう。

よく噛める入れ歯は全身の健康にも繋がります。

入れ歯の形をしたもの

保険診療をしている歯科医の場合、患者さんに満足してもらえる入れ歯を作ろうとすると、赤字になるケースがほとんどです。

保険診療で総入れ歯を作ると、歯科医の手元には約6万円が入ります。ここから材料費や技工士への報酬(約2万5千円)、その他の経費を差し引き、自分が使った労力・時間を差し引くと、割りの合わない仕事になってしまいます。

赤字にならないようにするために、歯科医はまず技工士への報酬を安くし、自分の手間と時間をなるべく省くようになります。

技工士も、手間ひまかけないようにするのは同じです。かつてNHKの番組内で「今の報酬では“入れ歯の形をしたもの”を作るのが精一杯」とある歯科技工士は語っていました。

歯科医から支払われる報酬が安くなればなるほど、時間と労力を省くようになります。こうして作られた“入れ歯の形をしたもの”が使えないのは、けっして不思議ではないでしょう。

「歯医者の言いなりになるな!」より抜粋

視力低下の隠れた原因

昨日の読売新聞の記事に子供の視力がますます低下しているとの記事が載っていました↓

視力が「0・3未満」の小学生の割合が7・55%となり、過去最高を更新したことが9日、文部科学省の学校保健統計調査でわかった。小学生全体で推計すると50万人を超え、同省は「幼い頃からゲームなどで画面を見る時間が増えているため」と分析している。

記事ではテレビゲームと関連付けしていますが、テレビゲームがなかった遥か前から、視力低下の原因に噛む力の衰えがあるとの研究が発表されています。

原因はいろいろあると思いますが、よく噛む生活もとても大切です。

いきなり硬いものは噛めませんので、ノンシュガーのガムで食事以外で噛む回数を増やす生活をお勧めします。

過去ブログ↓も参考にして下さい。

スキスキの歯

乳歯が永久歯に生えかわるときは神秘的でかつ合理的なことが起こりますが、私はつくづく人間の体はよくできているなあと感嘆しています。

生えかわりのしくみは乳歯の根っこ、が溶けて、体の中に吸収されてしまうことです。専門的には歯根吸収といいますが、乳歯の根っとが溶けてなくなり、口の中に出ていた部分が自然にポロッと抜けてしまうのです。

そして、しばらくたっと、乳歯が抜けた位置に永久歯が生えてきます。生えかわりの時期の歯と歯茎の状態を見ると、乳歯、か永久歯を抱えているような形をしています。

乳歯も隙聞なく並ぶのいかいい歯並びと思う人が多いのですが、隙聞があるほうがいいのです。乳歯は20本で、生えかわる永久歯は28〜32本あります。

顎という同じスペースにおさまるととを考えれば、乳歯の時期はスキスキの歯のほうがむしろいいのです。