してはいけない治療

私たちのところでは、治療を始めるにあたって、必ず生い立ちや病歴を問診しています。人間ドックに入ったことがある人には、人間ドック手帳を提出してもらいます。その患者さんにどういう既往症があるかを把握していないと、「してはいけない治療」をしてしまう危険があるからです。

歯は、人体から独立したものではありません。全身と密接にリンクしています。したがって歯の治療をするときには、患者さんがどういう病気を持っているか、しっかり調べなければなりません。逆に、歯の治療によって既往症が改善されたときは、それを既往症の治療にあたっている医師に知らせなければならない。このことは、一人でも多くの人たちに知っていただきたいと思います。

顎口腔系のストレス

近年、噛み合わせについての知識がさまざまなメディアで取り上げられ、その認知度は一昔前に比べて飛躍的に高くなっています。しかし一方で、噛み合わせを始めとする顎口腔系のストレスが全身症状につながることを、まったく知らない人もたくさんいます。

顎口腔系のストレスが原因で体がおかしくなったとき、たいていの人たちは内科や外科に行きます。胃が痛くなれば胃腸科へ、腰が痛くなれば整形外科へ行くわけです。

しかし、こうした体調の変化が顎口腔系のストレスによるものなら、顎口腔系のストレスからアプローチしないかぎりは根本的な解決にはなりません。そればかりか、正しくない投薬や手術によって、症状が重くなってしまう可能性もあります。

もちろん、体調が変化したからといって、その原因のすべてを顎口腔系のストレスに求めるのは誤りです。顎口腔系のストレスを改善しても、ほかの症状が治らないこともあります。ただ、なかなか原因が特定できない病気に悩んでいるときは、一度は顎口腔系を疑ってみる価値はあります。とりわけ、歯の治療をしたあとは要注意です。

後遺症外来

NHKクローズアップ現代で美容外科のトラブルを取り上げていました。

「後遺症外来」が出来るくらいトラブルが多いのです。

きれいになるつもりで受けた手術が原因で後遺症に苦しむ患者さんの実例は悲惨です。

皮膚を切ったり骨を削ったりするのですから、相応のリスクが必ず伴います。

「こんな事になるのなら元のままでよかった。」

歯列矯正やインプラントでも同じ言葉をよく聞きます。

くれぐれも被害者にならないように。

林裕之

美容外科後遺症外来
日本医科大学付属病院
https://www.myclinic.ne.jp/nms_prs/pc/free2.html#3

噛める?!

今朝のTVでタジン鍋を紹介してました。

蒸し料理の出来る三角帽子のような土鍋で最近流行りつつあるらしい。

ある家庭でタジン鍋の食事風景が流れました。

30代と思われる両親に4歳と6歳くらいの男の子の4人家族。

私がびっくり仰天したのは料理よりも親子の会話!

「子供達は野菜は好きだけど、硬いと食べない。」とお母さん。

美味しそうな蒸し野菜料理ができ、一口サイズのレンコンを子供がパクリ。

「噛める?」お母さんが聞き、子供がうなずく。

野菜が硬い? 噛める? この会話に呆然。

噛めない子供達が増えているのが問題になったのは20年程前。

今では問題にもならないのか?

確かにこの両親達もマクドナルドに代表される軟食で育った世代。

硬さの基準が狂ってしまい、噛めないのが当たり前になってしまったのか?

野菜を「噛める?」

異常だと思います。

林裕之