軽い歯医者

「噛み合わせが悪いと頭痛や肩こりの原因になるんですよ。」誰でも一度は聞いた事があると思います。20数年前は歯医者さえも知らなかったことなのですが、今では殆どの人が知っています。

近頃は、歯ぎしりや噛み締めが頭痛や肩こりに関連するとして、噛み合せ(咬合)の勉強をした事もない歯医者が患者さんに言うそうです。「歯ぎしりの痕跡がありますねえ、頭痛や肩こりはありませんか?」最近聞いた身近な人の受診体験です。怖い事です。

歯ぎしりや肩こりの解消する治療法も持たず、咬合の何たるかも知りもしないで、よくも口に出来るものだとあきれてしまいます。そしてやることは使えもしないナイトガードを作って渡すだけ、料金だけはしっかり取って、歯ぎしりも肩こりも治らなくても知らん顔。

軽い歯医者の典型です。流行の治療には聡く愛想だけはいい。こういうのに限ってインプラントの勧め上手。怒りを通り越して呆れるばかり。

充分ご注意を。

究極の義歯

 

歯のエナメル質の元、iPS細胞使い作製成

究極の義歯は自分の歯を再生して移植することだと思います。

親知らずや矯正で抜歯した健康な歯を冷凍保存し、歯の抜けたところに移植している場面を先日テレビで見たばかりです。咬合の調整と管理が適切にできれば画期的な方法ですが、誰でも受けられる治療法ではありませんし、歯の数にも限りがあります。

そこで、iPS細胞を使って歯そのものを再生できれば、数の問題もクリアーでき、究極の義歯とすることが期待できます。

iPS細胞が画期的なのは、受精卵を利用せずに得られる万能細胞であるので、受精卵を利用するES細胞のように倫理的な問題が生じない事。自分の細胞を使うので、拒絶反応が起きにくい事があげられています。

歯科に限らず、医療全般にわたって再生医療の実用化に向けて進んで行くと思います。

もっと被害者の声を、医療責任者への厳しい追及を!!

昨日の東京新聞に掲載された18日放送のクローズアップ現代への視聴者の意見です。

”歯科インプラント治療のトラブルが増加しているという話題をとり上げていた。社会性があり、素晴らしい特集と思うが、もっと被害者の声を多く伝えてほしい。同時に、医療責任者への厳しい追及を視聴者は望んでいると思う。(千葉県・会社員・25才)”

全く同感です!(クローズアップ現代「歯科インプラント トラブル急増の理由」 https://p.tl/erPz )

入れ歯が壊れて右肩が凝る

右上の奥歯に2本義歯を入れているのですが、夕べその入れ歯が壊れてしましました。不便ですが、休日なので修理せずに一日過ごしてみました。

面白い事に、朝食の時はさほど不自由を感じませんでした。入れ歯がある時と同じように左右均等に噛むように顎が動くのです。

ところが夕飯のころには歯が残っている左側を主に使って噛むようになり、しゃべり辛くもなってきました。発音がしづらいのです。顎の動きがぎこちなくなりました。

そして、右の首、肩が凝ってきました。この辛さが続くと厳しいよなぁとつくづく感じ、今更ですが、入れ歯の大切さを思い知りました。

朝一番で修理します。

歯医者さんも宣伝に努める~患者激減、コンサルに相談

日本同様に長引く不況に喘ぐアメリカの歯医者さんも患者獲得に必死のようです。

歯医者さんも宣伝に努める~患者激減、コンサルに相談

診療所のウェブサイトを一新し、従業員のカラフルな写真や患者の「称賛の声」を掲載した。来年は患者向けの会報を電子メールで配信するほか、ブログで新技術の紹介を始める予定。さらに診療所では、治療が済んだ患者に温かいタオルやボトル水の提供を計画している。

日本でも特に都市部では閑古鳥の鳴く歯科医院も増えていると歯科関係者から聞いたばかりです。その人が言うにはそういう歯科医院は押し並べてこれといった診療技術がなく、勉強してこなかった歯医者は文字通り敗者になりつつあるのだそうです。もはやうわべのサービスだけではやっていけない時代です。

私の経験でも愛想がやたらにいい歯医者を何人か見てきましたが、こいつにだけは治療して貰いたくないと思ったものです。

冒頭の記事の引用のような診療技術以外の馬鹿馬鹿しいとも思えるサービス強化をした結果お客さん(患者さん?)は増えたのでしょうか?それが知りたいところですが、この記事では結果までは分かりません。

ちなみにアメリカに住む友人に聞いたところ、歯のクリーニングの料金はだいたい$45~$150ぐらいだそうです。

林歯科
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