先日取材を受けたサンデー毎日(12月18日号)が発売中

Hayashi_サンデー毎日

間違いない「歯科」の選び方 先日取材を受けたサンデー毎日(12月18日号)が発売中です。『間違いない「歯科」の選び方』と題した見開きの記事にまとめられています。 残念ながら決定的な「選び方」はありません。

しかし、何人かの歯科医などからの貴重で具体的なアドバイスが挙げられています。 詳しい内容は是非サンデー毎日を読んでください。

あえて言わせて頂ければ、そうした労力が良い歯医者選びに繋がると思います。 自分の身体ですからくれぐれも慎重な歯医者選びをして下さい。

林歯科

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「良い歯医者の選び方」でサンデー毎日の取材を受けました

昨日「良い歯医者の選び方」をテーマにサンデー毎日の取材を受けました。皆さんも感心があり、我々もたびたび聞かれるテーマなのですが、実は非常に難しい。

外から見て判断出来るのは、清潔である、受付の対応が親切、くらいなのですが、腕がいいとは限らない。

口コミで評判がいい、これもAさんにとって良かった事がBさんに良いとは限らない。

何しろコンビニより歯科医院は多いのだから迷うばかり。でも、それだけに自分に合った良い歯医者を見つける事は、自分の歯と身体の健康にとってとても大切。

申し訳ありませんが、今日言えるのは、良い歯医者選びのための知識や情報を得るための時間を惜しまないこと。

後はサンデー毎日をご覧下さい。発売日が分り次第お知らせします。

歯周病薬、歯槽骨の再生を促す効果!?

歯の2代疾患と言えば虫歯と歯周病。その予防と言えば「磨きなさい」。けれどその効果は誰も実証出来ていない。

誤解して欲しくないのは、歯磨きで歯周病が改善できても歯周病にならないのとは違うこと。

歯科にも研究者はいるはずなのに、虫歯と歯周病の予防薬、治療薬誕生のニュースは聞いたことがない。

↓のニュースもよく読むとその効果は曖昧だけれども、効いてくれたらこんなよい薬はない。
効能に期待するばかり。

科研製薬、歯周病薬を年度内申請 歯槽骨の再生を促す効果

科研製薬は今年度内に歯周病治療薬候補の製造販売承認を厚生労働省に申請する。臨床試験(治験)を終了し、申請準備に入った。13年にも承認を得て、その後の発売を目指す。重度の歯周病の治療は外科手術をするのが一般的だが、歯の土台となる骨が失われるとほとんど元に戻らない。この新薬候補を使えば土台の骨が再生し、治療満足度を上げられると期待する。

「KCB―1D(開発番号)」は体の組織形成に関わる「塩基性線維芽細胞増殖因(bFGF)」を遺伝子組み換え技術を使って作り出したバイオ医薬品。この因子は細胞の増殖や分化を調節し、皮膚や血管、骨などの組織形成に関わるため、同社は歯を支える歯槽骨を再生する効果が見込めるとみる。

[2011/11/21付 日経産業新聞]

 

多少ズレがあっても自然な歯並びを望む患者もいる

『「図工のようで楽しい」歯科技工所で職業体験』の記事

神奈川の小学生が歯科技工所で職業体験をしたそうです。入れ歯の歯を並べる時に技工士から教わったのは「多少ズレがあっても自然な歯並びを望む患者もいる」こと。これは乱配(らんぱい)といい、わざと人工の歯を少し乱れて並べる事によって、より自然な印象を演出する方法です。

真っ白い歯でキチンと並んだ歯は却って不自然な印象を与えがち、韓流や日本のタレントがみな異様な白さでキレイに揃い過ぎた歯並びに替えるのは本当に不気味。

年をとり入れ歯になった後、「多少ズレがあっても自然な歯並びを望む」ようになるのですから不思議ですね。

若い技工士の離職率が多いので、こうした見学会はとてもいい事だと思います。

「暮らしなっとく」~子どもの歯並び~

11/11放送のNHK首都圏ネットワークの特集は「子どもの歯並び」でした。

ことし5月に歯科器具メーカーが母親300人を対象に行った意識調査では62%、3人に2人が子どもの歯並びが「よくない」と答え、悩みの一つになっています。歯並びが悪いのは、遺伝と考えられがちですが、実は小さいときの生活習慣も大きく関わっていることが分かってきました。

「親は歯並びが悪いというのは遺伝だという風にとらえますから、後天的な原因で歯並びが悪くなることはなかなか気づかない。悪い癖なんかは早めに見つけて、早めに治療すれば矯正しないで済むこともある」

子どもの歯並びを治す生活習慣の改善の仕方などが具体的に挙げられています。お子さんの歯並びが気になる方は是非参考にして下さい。

それでも、歯列矯正が必要な時は、

1)健康な歯は抜歯しない。

2)ワイヤーではなく自分で取り外せる床(しょう)矯正装置を用いる。

以上の2点を基準に歯科医選びをして下さい。