入れ歯も歯である以上、合わない入れ歯は、顎口腔系に大変なストレスを与えます。ですから入れ歯を作るときならなおさら慎重さが必要です。
1本の歯がおかしくなっただけで大変なトラブルが起こる事もあるのですから、合わない入れ歯は要注意です。正しい方法で、丁寧に作るだけでは不充分で、入れ歯を作ったら、それが本当にきちんと合っているかどうか、入れたあとにしっかり調べなければなりません。
入れ歯も歯である以上、合わない入れ歯は、顎口腔系に大変なストレスを与えます。ですから入れ歯を作るときならなおさら慎重さが必要です。
1本の歯がおかしくなっただけで大変なトラブルが起こる事もあるのですから、合わない入れ歯は要注意です。正しい方法で、丁寧に作るだけでは不充分で、入れ歯を作ったら、それが本当にきちんと合っているかどうか、入れたあとにしっかり調べなければなりません。
歯は、最高で20ミクロンのものを感知できます。20ミクロンといえば、1ミリの5分の1です。私たちはごはんに砂粒が一つ入っていても、味噌汁に髪の毛が1本入っていても、すぐに気づきます。歯というのは、それほど鋭敏な器官なのです。
ですから、歯がほんの少し削られてしまっただけでも、噛み合わせは変化します。そしてその変化が、全身に悪影響を及ぼすことがある。大袈裟ではなく、たった1本の歯が人生を狂わせる事もあるのです。
写真は、治療前に撮影したものです。ご覧のとおり、髪が抜けたところはツルツルになっています。ところが、治療を始めて5ヵ月ほどすると、ここに白い産毛が生えてきました。産毛はやがて黒い毛に変わり、1年後には以前とほとんど変わらない状態になりました。
作り直した入れ歯は、「合う入れ歯」でした。父は健康を取り戻し、それから19年以上が過ぎた今でも、総入れ歯とはなりましたが普通のものはだいたい食べられる生活を送っており、髪の毛も、全体的にうすくはなりましたが一部が脱毛している状態ではありません。
父には本当に申し訳ない事をしてしまいましたが、不幸中の幸いだったのは、原因をすぐに特定できたことでした。当時、私たちは噛み合わせの問題に取り組んでいて、「もしや」と疑うことができたのです。症状がもっとわかりにくいところに出ていれば、父をさらにひどい目に遭わせてしまったかもしれません。
近年、噛み合わせについての知識がさまざまなメディアで取り上げられ、その認知度は一昔前に比べて飛躍的に高くなっています。しかし一方で、噛み合わせを始めとする顎口腔系のストレスが全身症状につながることを、まったく知らない人もたくさんいます。
顎口腔系のストレスが原因で体がおかしくなったとき、たいていの人たちは内科や外科に行きます。胃が痛くなれば胃腸科へ、腰が痛くなれば整形外科へ行くわけです。
しかし、こうした体調の変化が顎口腔系のストレスによるものなら、顎口腔系のストレスからアプローチしないかぎりは根本的な解決にはなりません。そればかりか、正しくない投薬や手術によって、症状が重くなってしまう可能性もあります。
もちろん、体調が変化したからといって、その原因のすべてを顎口腔系のストレスに求めるのは誤りです。顎口腔系のストレスを改善しても、ほかの症状が治らないこともあります。ただ、なかなか原因が特定できない病気に悩んでいるときは、一度は顎口腔系を疑ってみる価値はあります。とりわけ、歯の治療をしたあとは要注意です。