永久歯が足りない子ども

↓↓『永久歯が足りない子ども10人に1人』と題するニュースです。
https://dailynews.yahoo.co.jp/fc/science/medical_issues/?1294564115

タイトルは衝撃的なのですが、ニュース記事の文面は何がいいたいのかさっぱりわかりません。

そこで、抄録を読んでみました。その中に内訳がありました。

「資料収集した7大学の総調査人数15,544名(男子7,502名、女子8,042名)のうち、永久歯の先天欠如は1,568名に確認されました。発現頻度は10.09%で、上顎のみの先天欠如者は2.50%、下顎のみの先天欠如者は5.71%に認められ、上下顎では1.87%でした。

歯種別では、下顎左側第二小臼歯が3.26%、下顎右側第二小臼歯が2.84%で下顎第二小臼歯に最も多く認められ、次いで下顎側切歯、上顎第二小臼歯、上顎側切歯の順に多く認められました。」

とあります。

歯の元(歯胚)は胎児の時に出来ますので、生まれてから対策を講じることはできません。

基準となる調査結果が出たので、原因や有効な対策、治療法の指針などはこれから徐々に明らかになると思います。

歯並びの乱れを防ぐ方法 -その2-

歯ごたえのある子供

噛む回数を増やすには、硬いものを食べればよいと考えがちですが、急に硬いものは食べられません。
また、1口30回のように意識的に増やす事は長続きしません。普段の食事で噛む回数が自然に増える工夫が大切です。

具を大きめにする、根菜やきのこ類、海草、イカ、タコなどよく噛まないと飲み込めないものを増やす。

細かく切った沢庵など歯ごたえのあるものをご飯に混ぜても自然によく噛むようになります。

納豆ご飯は柔らかいですが、よく噛みます。

飲み物よりも食べ物を、例えばりんごジュースよりも生のままのりんごなら自然に噛みます。

「早く食べなさい」と叱りがちですが、「よく噛みなさい」を実践した方が歯並びのためにも消化のためにも良い事なのです。

歯ごたえのある子供に育てましょう。

歯並びの乱れを防ぐ方法 -その1-

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歯並びが乱れる原因:写真は4才児の上顎の歯型です。アーチ状に小さな乳歯がきれいに並んでいます。しかし、このきれいに並んだアーチに将来の永久歯の歯並びが乱れる原因が潜んでいるのです。

この状態は小さな乳歯と小さな顎とがマッチしていますが、この先、乳歯より大きい永久歯が小さいままの顎に生え変わってきたら、永久歯同士が重なったり、押し出されたりして歯並びが乱れます。

乳歯は歯並びが乱れることはまずありません。永久歯が生え始めて皆さん慌てるのです。

永久歯の大きさは生まれつき決まっていますが、顎はよく噛む事で大きく成長し、永久歯にマッチした大きさになるのです。

ところが、最近の食べ物はよく噛まなくてもすんでしまうものが多いため、噛む回数が減り、顎が充分成長せず永久歯とのバランスが悪く歯並びが乱れてしまう子供が増えているのです。

ですから、乳歯のうちからよく噛む生活をすることが歯並びの乱れを防ぐ第一歩なのです。

弱者救済のきっかけに

昨日の生活保護と矯正に関するブログに、旧知の歯科医から下記のメール↓が届きました。

「小学生の歯列不正の写真見ました。おっしゃる通り、生活保護の家庭では難しいでしょうね。
実際、このような患者さんは増えております。

審美的な矯正ではなく、明らかに機能障害になる可能性のある歯列不正については、何らかの制度の手助けを講じなければならないと私も思います。

しかしながら、資本主義の原理にどっぷりとつかっている現在の日本の医療、医療制度の中では弱者は切り捨てられる…

この現状、人として悲しい限りです。」

心ある歯科医も沢山います。
弱者救済のきっかけにならないものでしょうか。

ある小学生の歯型

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写真はある小学生の歯型です。

ご覧の通り、歯並びに問題があります。

歯列矯正治療が必要なのですが、生活保護受給家庭なので、治療費が支払えません。

虫歯治療であれば、保険で治療出来ますが、歯列矯正は原則自費治療です。

保険は病気の治療に対して支払われるので、歯並びが乱れているだけでは病気とは見なされないのです。

噛めない訳ではないので、見た目に問題があっても病気ではないということです。

こうしたケースは今後も増えるのではないでしょうか。

行政と歯科医師会などが協議して救済策を講じるべきだと思います。