タダで小顔?

「銅メダル早川にタダで小顔注射 高須院長」

こういうニュースに接するたび、美容整形の世界は凄いなぁと呆れながらも感心してしまいます。

高須先生は美容整形ビジネスの成功者で、自身の体や歯(インプラント)にも美容整形を施術する、ある意味立派な人ですが、「褒美にプレゼントするよ。(同院へ)来なさい」とはやっぱり凄い・・・

その他にも「早川さんの場合は、顎ではなくエラの筋肉が発達しているのです。エラの骨削り手術もありますが、切開(口内)手術の必要がないボトックス注射を打つだけで十分小顔になります」と説明。ボトックス注射は、発達した咬筋(こうきん)を衰退させ、頬の脂肪を引き締める効果がある。

こう言われると、手術より注射の方が良いように思ってしまいがちですが、そもそも本当に咬筋が発達したことが原因ならば、その原因と考えられる「噛み締めや食いしばり」といった習慣(悪癖)の是正が不可欠です。原因を正さない限り注射をし続ける事になります。

全て仮定の話で恐縮ですが、人の身体をあまりにも簡単に考える美容整形の捉え方には強い違和感があり、とても不快なニュースでした。早川さんどうか慎重に。

肩こりの元凶(2)

削った歯 上

左上の第二小臼歯の虫歯が進行して学生時代に抜歯したのですが、そのままにしてありました。その他にも小さな虫歯があってこのままではいけないとずっと気にしていました。

技工士学校卒業後、ラボ(歯科技工所)に勤務し、たくさんのお得意さん(歯医者)の中から、一番削るのが上手い先生に自分の治療をお願いしたのです。(お得意さんの歯医者の中には、こいつだけには絶対治療して欲しくないと思わせる腕のないの何人もいました。)

写真は、抜けていた歯の隣の歯を削ってブリッジをかぶせるための石膏模型と完成した左上の3本ブリッジです。両隣の歯は神経が残ったままの健康な歯でしたが、ブリッジのために一回り小さく削りました。

使用した金属は白金加金という歯科用の金合金です。いわゆる自費治療の金属で当時でも数十万円はしたと思いますが、治療費は保険請求してもらって、技工作業は自前なので、1割ほどの料金で済みました。

この時は治療法に何の疑問も持っていません。むしろ、良い治療が安く出来たと喜んでいました。今から考えると本当に馬鹿な行為です。

つづく

ブリッジ 上

悪癖「噛み締め」がよくわかる映画 「おくりびと 」

今晩9時から映画「おくりびと 」がTBSで放映されます。(新春ロードショー 映画「おくりびと」TBSテレビ 21:00~地上デジタル(6))

その後アカデミー外国映画賞を受賞した名画ですが、全く別の観点から大変興味深い映画です。ロードショー当時のブログに主演の本木雅弘さんの悪癖「噛み締め」が画面を通じてよくわかると記してあります。↓

今晩この映画をご覧になるなら、モッ君のエラの部分にも注目して観て下さい。エラの部分(咬筋)がググッと盛り上がるたびに歯と歯茎が悲鳴をあげているのです。

「おくりびと」の悪い癖  ー 涙と咬筋 ー (2008年10月18日のブログ)

話題の映画「おくりびと」を観ました。
久しぶりに良い映画と出会いました。
物語りや見所は専門のサイトにたくさん出ていますので、そちらに譲ります。
前回に引き続き職業病的観点で気がついた事を。

主演の本木雅弘さんは噛み締めの癖があります。

演技ではなく無意識に奥歯を強く噛み締めています。頬骨から顎のエラにかけて太い筋肉(咬筋)のスジが時々グイッと膨らみます。

噛み締めは歯や歯茎はもちろん噛む為の筋肉などにダメージを与える事が多いので、止めた方が良いのです。
歯や歯茎の寿命を縮める悪癖です。
残念ながら、それを知っている人は少ないのが実情です。
本木さんにも教えてあげたいのですが、、、、。

(今日気が付いた事がもうひとつ。
私の涙は右目は目尻から、左目は目頭から出ます。
頭をかなり右に傾けている事を再認識しました。)


林歯科
www.exajp.com/hayashi/

 

日本で八重歯の整形がブーム?「セクシーな魅力強調のため」=韓国

日本で八重歯の整形がブーム?「セクシーな魅力強調のため」=韓国

”韓国メディアは「日本で八重歯の整形ブーム、犬歯に付け八重歯で魅力上昇?」「『セクシーな少女のよう』八重歯の整形ブームにはまった日本」などと題し、八重歯の整形が日本でブームになっていると伝えた。”
そうです。

つけ八重歯については以前も取り上げましたが、あんなものはしないほうがいい。

韓国の歯事情に関しても何度か記しましたが、韓国のタレントはほぼ例外なく歯を人工的な白い歯に替えており、これもしないほうがいい。

韓国のタレントは歯に対する意識が高いなどと褒めていたアホなキャスターがいましたが、それも間違い。

ダンスも歌もうまく、スタイルも抜群、日本語も堪能ないろいろなグループはたいしたものだと感心していますが、ただ、笑うと全員が同じ白過ぎる歯でほぼ同じ歯並び。これはやり過ぎで不自然極まりない。

それを歯に対する意識が高いだなんて思ったらいけません。天然の歯以上のものはないのです。たとえ不揃いで色が白くなくても。

見た目を良くするために自分の歯を削ったり、余計な八重歯を張ったりはしないこと。無理な美容は歯の寿命を縮めます。けっしてマネしないように。

男女の4割が「歯を見せて笑えない」

「歯のホワイトニング特集」公開にあわせ、「キレナビ」を運営するトレンダーズ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:経沢香保子)は、25~39歳の男女1,000名に対して、「歯に関する意識調査」を実施いたしました。のニュース。

“歯の意識”を徹底調査 84%が「自分の歯に自信なし」 白い歯を手に入れるために・・・平均「4万円」払える!最高「200万円」も 「キレナビ」で1万円以下の「歯のホワイトニング」メニューが大人気 ”なんだそうです。

昔から歯はコンプレックスを持ちやすい部位ではありますが、「気にし過ぎ」が商売のネタになるのがこうした記事を読んでいるとよく解ります。

白い歯信仰の罠がいたるところで口を開けて待ち構えています。

大金を使って歯列矯正をし、キレイに歯が揃ったのに何も噛めなくなってしまい、頭痛、肩こり、不眠も発症なんてのはよくある話。そうした患者さんは「こんな酷い目に遭うのなら不揃いのままでよかった。」と口を揃えるのです。

歯は何のためにあるのかといえば、咀嚼するため。人に見せるためにあるのではありません。食べ物を良く噛んでしっかり生きるためにあるのです。

歯は機能優先、見た目なんて二の次三の次。へたにいじるとろくな目にあいませんよ。