頭頚部筋骨格系解剖学アプリ

少し古いニュースですが、これからの教科書事情が伺える興味深い内容です。

iPad用アプリ『DS ANATOMY 頭頸部筋骨格系解剖学アプリ』発売
https://www.ikeipress.jp/archives/3684

”同アプリは、iPad上で人体頭頸部の筋骨格系3Dモデルを、回転させたり、拡大・縮小、半透明表示などが行える医療教育用アプリケーション。¥2,450”

故スティーブ・ジョブス氏はビジネスとしてだけではなく、厚くて重い教科書から学生、生徒を解放しようとipadの教科書活用を目指していたとのことですが、医学書もぶ厚くて重いものばかり、ちょっと調べたいことがあっても、面倒に思ってしまうことも事実。

今後、こうしたアプリは増えて行くのでしょう。基礎の科目だけでなく、臨床系の情報もいつでもどこでもひとつの端末で手軽に見られるは大変便利。

かつて恩師の「教科書は書き換えられるためにある」の言葉に感銘を受けたのですが、Ipadが教科書になれば、情報の更新、書き換えもお手の物。これからの教科書は薄くで内容充実になりそうです。

母の命日

 

昨日は母の祥月命日でした。56歳で亡くなって27年が経ちます。葬儀の日は今日のような五月晴れで、悲しさに不釣り合いなさわやかな気候がだったのをよく覚えています。

母は腎不全から人工透析を始めて丁度1年で亡くなりました。

今年私(兄)は母が亡くなった時と同じ年齢になります。母と比べて自分の健康さを思うとき、同じ年齢で死んでしまう程の不調が母の身に起こっていた事実が実感出来ずにいます。それは良い事でありがたいことなのですが、とても奇妙な気分です。

母は若い頃から歯も弱く、亡くなる前年に上の前歯の入れ歯を作ってあげたのですが、あまり上手く出来ず、飾りのような入れ歯でした。今ならもっと良い入れ歯が出来るのに、と思っても仕方の無い事ですが、やっぱり悔やまれます。

お花1

NHKBS1 『虫歯を治せず死亡 米国人の歯がピンチ?』

 

メキシコの歯科医

一昨日(5/25)の夜ですが、『虫歯を治せず死亡 米国人の歯がピンチ?』の放送があるとアメリカの友人が緊急メールで知らせてくれました。 アメリカからのメールですが、日本のNHKBS1”ワールドWaveトゥナイト”の事です。ありがたいことです。

番組は始まった直後でしたが特集には間に合いました。とても興味深い内容でした。 アメリカの歯科事情と世相を端的に表していました。 アメリカ人の歯と言えばトム・クルーズような真っ白いキレイな歯並びを思い浮かべますが、さにあらず。

日本とは医療制度が違いますからそのまま比較できませんが、アメリカで増加する貧困層は「お金がない=歯医者にかかれない」この解りやすすぎる問題の実情を伝えてました。

歯医者にいけない人々を対象に数十名のボランティア歯科医たちが、体育館のようなところでパノラマレントゲンなどの機材を持ち込み診療しているのですが、2日間で2,000人の人が受診。他の州から来て徹夜での長い行列の模様はインパクトがありました。

ボランティアの無料治療とはいえこの機材の充実さと、参加する歯科関係者のスケールの大きさにアメリカを感じます。

しかしその一方で、歯科だけに限らず、アメリカは世界でナンバー1の医療技術を持ちながら、その恩恵に預かれない自国民が増加の一途を辿っているのです。少し余裕のある層は国境を越えてメキシコへ向かいます。

無料治療の風景アメリカで資格を得た腕の確かなメキシコ人歯科医は国境の先で軒を連ねて開業しています。ここに通えるアメリカ人はまだ良い方のようです。

我が国の国民皆保険は素晴らしい制度ですが、長引く不況や超高齢化社会など今のままでは保険財政の破綻は目に見えています。 アメリカの「虫歯を治せず死亡」も他人事ではなくなりそうです。

歯科医が余っている日本は独自の対応策が取れると思いますし、制度改革も必要だと思うのですが・・・・。

*上記の特集の要約はNHK番組サイトにありました↓。

危機にひんするアメリカの歯科医療 歯科治療費が高額なアメリカ。

背景には多くの医療保険で歯の治療が適用されないことや保険に入っても自己負担の割合が高いことがある。こうした中、長引く不況で所得が下がり、人口のおよそ3分の1が保険に未加入となっており、様々な問題を引き起こしている。

去年8月には、保険に未加入で治療費を支払えないことから歯の治療を行わずにいた男性が菌の感染により死亡。全米を震撼させた。一方で、高額な費用がかかるアメリカでの治療を断念し、隣国のメキシコなど安価な海外で歯の治療を行う人が増えている。

景気が低迷し、生活水準が落ち込む中、危機的な状況にあるアメリカの歯科医療の現状について伝える。 出演:松本祥子(国際部記者)*リポート

トマトでアルコール濃度低下

1トマト
「トマトジュースと一緒に飲んだ場合は、同量の水を一緒に飲んだ場合と比べて、アルコール濃度が平均で3割低かった。体内からアルコールが完全に分解される時間も、約50分早かった。」

酒飲みトマト好きには朗報です!

そういえば付き合いなどで呑む時間が長引いたときに、後半はレッドアイ(ビールとトマトジュース)に切り替えると割と楽に呑める気がしていましたが、科学的に証明されたということでしょうか?ワインにトマトも大好きです。

暑くなってきたので休日の午後にはレッドアイ(ビールとトマトジュース)を愛飲していたのですが、安心して飲み過ぎてしまいそうです・・・。

トマトでアルコール濃度低下 お酒と一緒にどうぞ

先生は噛み合わせの専門家ですか?

歯科に関するサイトを見ていると、「噛み合わせ」の講演会や研修会が相変わらず開催されているのであきれてしまいます。これらの研修会などは歯科医師や歯科技工士を対象にしたもので、一般の人に向けたものではありません。

歯を扱う職業に就きながら、「噛み合わせ」が分からない歯医者や技工士が未だにいることを患者さんである一般の人は知りません。

人間の体の事ですから未解明の部分があるとはいえ、歯は噛み合うのが当たり前ですから、カンや経験だけで適当な修理をしているようなものです。7年前のこのブログで ”非専門家集団” と題して同じような事をぼやいています。↓

その時と同じアドバイスが未だに通用するのが情けないですが、大事なアドバイスですので使ってみて下さい。”みなさんが通っている歯医者さんに一度聞いて確かめてみて下さい。「先生は噛み合わせの専門家ですか?」と。”

2005年12月14日
非専門家集団

友人に噛み合わせを専門にしていると言ったら、「歯医者はみんな噛み合わせの専門家じゃないの?」と聞かれ、言葉に詰まってしまった。

友人の驚きと疑問は至極当然なのだが、一方では悲しい現実を言い当ててもいる。

噛み合わせてナンボの歯を扱って暮らしているのに、大多数の歯医者も技工士も噛み合わせの正しい知識を持っていない、知ろうともしていない。

歯科界は非専門家が集まった専門職というなんとも不可解な業界です。

治療後の一言「そのうち慣れますよ。」が諸悪の根源。

この根の深さはちょっとやそっとでは語れない。

みなさんが通っている歯医者さんに一度聞いて確かめてみて下さい。「先生は噛み合わせの専門家ですか?」と。