歯学部と医学部受験事情が暗示するもの

またまた、旧知の歯科医からのメールです。

姪が大学受験で上京中。姉から医学部歯学部の現状を聞かされる。歯学部はN大で3倍弱らしいが、他大学では定員割れはあたりまえらしい。私立医学部はかつて低辺校、新設校と言われた大学でさえ30倍!以上らしい。。歯科医療崩壊は学生のほうからすでに始まっている模様。アホな歯医者が無理、無秩序、金儲けの為だけの治療に終始しているのも事実ですが、歯科医のレベルが益々下がり、日本の歯科医療は本当に崩壊するかも?です。ボクは歯科って面白いし好きですがね~

定員割れの歯学部と高倍率の医学部、、この大差のしわ寄せはどこへ行くのでしょう?

歯科医は数だけは余っています。普通は競争が生まれ質の良いものが勝ち残るはずなのですが、質は落ちる一方です。

国や歯科医師会は質の向上に本気で取り組むべきです。 (無理かなぁ)

「身体のいいなり 」内澤 旬子 著 朝日新聞出版

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「身体のいいなり 」内澤 旬子 著 朝日新聞出版

週刊文春の書評で知り読んでみました。腰痛、アトピー性皮膚炎、ナゾの微熱、冷え性、むくみなど幼い頃から虚弱体質だったひとりの女性が、乳がん治療(乳腺全摘出、その後乳房再建手術)をきっかけに以前とは比べ物にならない位元気になった体験記です。

いわゆる癌闘病記とは違がっています。著者はイラストルポライター、装丁家、製本家として活躍しはじめるのと平行して癌治療を繰り返していきます。

その間の自分の身体の変化、医師や周りの人との人間関係、治療費や生活費、仕事の不安などなどが綴られていきます。

男の自分には実感は持てないのですが、女性が乳房を失う心情や、それにともなう様々な変化を初めて知りました。彼女は癌治療を境に、体調も仕事もなぜか(詳しくは是非お読み下さい。)向上して行きます。

読み物としても大変面白かったのですが、医療者と患者さんのあり方をもう一度考えるきっかけにもなりました。

女性の治療には女医があたるのが良いとつくづく思いました。

おすすめの一冊です。

口を使う職業

昨日のブログを見た旧知の歯科医からメールが届きました。

「口の中は神の領域。読みました。ただ、ひとつ、ぬけてますね口を仕事で使う人もいます。Hな意味ではありませんよ(笑)東京で勤めてたとき、こんな患者さんがいました。江戸風鈴を作ってるおじさん。あのガラスで出来てる丸いやつです。で、このおじさんの前歯部がキレイにガラスの棒を型どった様に半円形に磨耗してました。その歯がしみて来院されたのですが、このままにしてほしいと言われたのですが、抜髄なんかしたら歯牙崩壊しそうだったし。。苦労しました。畳職人とかも、歯や口で糸をひっぱったりするみたいですし、口は職人関係者にとって大切な商売道具ですなf(^_^; 」

なるほど納得です。

そう言えば、昔見た「徹子の部屋」(多分)でジャズトランぺッターの日野皓正 さんが、自分の歯型を常に持ち歩いていると言っていました。

今と同じ歯の形でないとトランペットが吹けなくなるから、世界どの国で歯の治療を受ける事になっても困らないためだそうです。

口を使うプロですね。

口のなかは神の領域

口は生きていく上で重要な役回りを何役もこなす千両役者といえます。

哺乳、咀嚼、吸引、嚥下、味覚、呼吸、さらにコミュニケーションや、キスという愛情表現に至るまであらゆることをこなす、すごく奥深い器官なのです。

なかでも生命を維持するための栄養を摂取する消化管の入口としての役割は特に重要です。

口は、とんかつを食べて、キャベツを食べて、みそ汁を吸って、そこに紛れ込んだ髪の毛一本を感知してその髪の毛だけを選り分けて口の外へ取り出すという 神業を持っているのです。

ささいな異物を選り分けて取り出す、感知することができる、とても鋭敏にできている器官です。最小で、20ミクロン(1ミリの5 分の1)のものを感知できるのです。

まさに口のなかは神の領域なのです。歯も鋭敏な感覚受容器ですから、安易に手をつけてよい筈がありません。

「歯医者の言いなりになるな!」角川oneテーマ21より抜粋

インプラント治療のトラブル

昨今、インプラントにまつわるトラブルが、方々から漏れ聞こえてきます。なかなか表には出てきませんが訴訟になっている事故も多いようです。

新聞や週刊誌で報道された事件といえば、2007年5月、東京都内の歯科医院でインプラント手術を受けた女性(70歳)が、術後に大量出血して死亡した事故が大きく取り上げらされました。

また、2010年1月の愛知県・豊橋市の歯科医のインプラント使い回し事件も記憶に新しいでしょう。あのような、あきれた医療行為は論外だと、多くの歯科医は一笑に付しています。

しかし、インプラントをもてはやす現在の歯科業界においては、くだんの歯科医だけの問題として“対岸の火事”と看過していいものではないと思います。

インプラント治療が増えれば、医療裁判件数も増え続けています