続・癌もどき

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近藤誠先生の「あなたの癌はがんもどき」を読み進めると、まだ癌になっていない(正しくは症状が無い?)私のような身には大変ありがたい貴重な情報です。

しかし一方で、すでに癌と診断され、なんらかの治療を受けた方にとっては、自分の受けた治療が間違っていたのではないか?いや、診断そのものが違っていたのではないか?と却ってつらくなる事もあると思います。

自分の受けた乳房や臓器切除が必要ではなかったとしたら大変なショックです。

しかし、こうした疑念に対して近藤先生はこう記しています。

「患者本人が真実を知らないと、有害な治療に苦しみ命を縮めることが多い。それは何としても防がなければならないとの想いで、心を鬼にして語ってきました。」

これは医師としてあるべき姿だと思うのです。

不要な治療をした上に人の命を縮めていることに気付きもしない医者が多数派なのが現実なので、患者自身が正しい知識を身に付け、受けるべき治療(無治療も含めて)を選択しなさいと言っています。
(歯科治療にも当てはまるのですが、それは別の機会に載せます。)

癌についてある程度は知ったつもりでいたのですが、この本を読んで改めて知った事もたくさんありました。

皆さんにもお勧めします。

 

ホントは怖い美容歯科

スポーツ選手や芸能人のなかには、美容歯科や矯正など、見た目を重視した様々な治療を受けている人が大勢います。

不自然に真っ白な歯をしている人も目立ちます。人に見られる職業柄やむを得ない面もあると思いますが、長い人生における将来のことを考えると、悲惨なことになるのが目に見えているのです。

よくあるパターンは、歯並びと歯の色を変えるために、健康な歯を全部一回り小さく削って人工の白い歯をかぶせ、見た目を変えるという方法です。

見た目はきれいに並びますが、当然、それまでの自分の歯とは噛み合わせが変わります。
咀嚼システムも変化して体調がおかしくなることもあり、そうした患者さんが私の所に来院されるのです。

無理な治療は歯の寿命を縮めます。ある有名な女優さんもその無理な方法で歯を繰り返し治療して、まだまだ若いのに抜かざるを得ないようになってしまいました。

スポーツ選手の場合も不自然に白い人工の歯にしている人たちの中には、体調をくずしたり、シーズン中にケガをするといったアクシデントを招いてしまい、自ら選手生命を絶ってしまうという人もいると思います。

歯は人に見せるためにあるのではありません。安易に歯を削ってはいけません。

近藤誠 『あなたの癌はがんもどき』

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近藤誠先生の「あなたの癌はがんもどき」(梧桐書院)を読み始めています。

15年前の「患者よ、がんと闘うな」(今は文春文庫になっています。)はまさに目からウロコでした。
この本は大論争に発展し、雑誌、TVなどで連日報道されました。

おかげで乳房温存療法を知りました。そしてその認知度はかなり広がったと思います。もちろん「がんもどき」の存在も。

ここしばらく先生の著書は読んでいなかったのですが、最新刊の序が文芸春秋に載っており、これは必読書だなぁと思い読み始めたのです。

まだ途中ですが、改めて知っておくべき事だなぁと強く思うのです。

例えば:

*がん検診の受診機会が増え、検診技術も向上しているのでがん患者は増える。
*にもかかわらずがん患者の死亡数はあまり変わらない。
*がんには2種類ある。死んでしまうがん(本物のがん)と死なないがん(がんもどき)。

誰でもがんになる可能性は持っている訳ですから、いざと言う時の医者選びが大事だなぁとつくづく思います。しかし、選べる能力がないとそれは出来ません。

後半でもっと勉強します。

 

歯科の激安競争

ある地方都市で開業する友人の歯科医から届いたメールです。(もっと実名が多かったのですが、自主規制で要約を記します)

6年間の学費(留年なし、初年度納付金含む)がお安く(笑)なりました。
M大歯学部1888万円!
他私大が3000万円超なのに対して、定員割れしてる大学のダンピング合戦が始まるでしょうね。

インプラントも都内では、上部構造まで含め10万円とか、矯正20万円とかの医院も登場してるらしい。

義歯の保険点数が低いから、自費診療のインプラントにシフトして収入upのもくろみも崩れ去り、価格競争の波に飲み込まれる。

全身を診るとか、患者さんの過去現在未来全体を考えることが出来る先生は益々少なくなる予感…..。

医療のそのものが崩壊してる。

増える入れ歯人口

グラクソが義歯使用者を対象にした食生活に関する実態調査結果を発表し50歳代以上の義歯使用者600人を対象にした調査結果が配信されていました。

現在、義歯使用者は、日本におよそ2,820万人(2009年時点)おり、年率約2%の割合で増加傾向をたどっています。

今年2010年には2,890万人。2011年には2,963万人となり、日本国民全体の約4人に1人が義歯使用者になる見込みです。(詳細はこちらから)

高齢化は益々進むのですから、入れ歯人口が増えるのは当たり前。

こういう調査を見て、「だから自分の歯を残すように磨きなさい。」と言う歯医者もいるでしょうが、
磨け磨けと唱えるより、使える入れ歯を提供することのほうがよっぽど現実的でしょう。

よく噛める入れ歯は全身の健康にも繋がります。