原発推進学者が次々懺悔

↓ 原発推進学者が次々懺悔
https://www.j-cast.com/2011/04/16093099.html

「政府の原子力安全委員会の歴代委員長を含む原発推進派学者の重鎮たちが原発の「安全神話」崩壊に懺悔を繰り返している。」で始まる記事から、その重鎮学者の発言部分だけを抜粋しました。

「私たちは事故の推移を固唾を飲んで見守ってきた。しかし、事態は次々と悪化し、事故を終息させる見通しが得られていない」

本音を言い出すと専門家だけに妙に説得力がある。

「当面なすべきことは原子炉及び使用済み核燃料プール内の燃料の冷却を安定させ、大量の放射能を閉じ込めること。これを達成することは極めて困難であるが、これを達成できなければ事故の終息は覚束ない」

やっぱり「極めて困難」なのか。

「(我々は)余計なことを言わなくてもいい年齢だけれども、黙っていられないと。とにかく早くこの状況を抜け出して頂きたいという思いでまとめた」

本当にそう思うなら、現場へ行って謝罪し、作業を手伝うといい。

なぜ「専門家」は信用できないのか

ザ ジャーナル の中の神保哲生さんの記事です。

福島第一原発で深刻な事故が起きて以降、「専門家」から繰り返し発せられる「ただちに健康に影響はない」、「人体にすぐに影響を与える値ではない」という言葉をそのまま受け止めて良いものなのか、「専門家」への疑心暗鬼が広がっている。

で始まるするどい指摘が続きます。

『例えば科学者の「100万人に1人の確率でしか起こらないから安心だ」という説明は、全体を見てリスクを考える統治者側からの目線だ。リスクにさらされる一般市民の側は、その1人に自分や自分の家族が当たった場合どうするかを考えるため、到底受け入れられない。つまり、同じ「安心」にも統治者と当事者の目線の違いからくる対立が生まれる。』

この指摘はインプラントの抱えるリスクにもぴったり当てはまります。インプラントは一定の割合で必ず失敗します。自分の身に起こっては欲しくありません。

全文はこちら↓です。

「最前線の作業員」で思いだした現場

週刊文春(4/21号)の巻末に「全国から集められた原発作業員の知られざる生活」に過酷な労働環境で、危険な仕事をする最前線の作業員の写真が数カット記事とともに載っていました。

この写真を見て思いだした事があります。30数年前のアルバイトです。割の良いバイトがあると紹介され行ったのが、板橋の化学工場。当時の日当1万円は破格です。ただし、続けてやるのは禁止。何日か間を空けなければならない規則でした。

まず、オレンジの厚手のつなぎに着替え、帽子をかぶり、手袋をし、最後にガスマスクを付けます。顔にぴったり付けるよう厳しく言われます。

そして広い工場にある現場へ。そこにはタンクローリーのような大きな容れ物があり、梯子が付いています。人はいません。下に置いてあるセメント袋に詰めてある化学薬品の粉をひたすらこの容器に入れるです。

半日程で済みますが、喉が痛みます。社員がやらない訳がわかります。続けてやってはいけないのも身体で理解できます。

これは30数年前ですから、今は機械化進み、危険な作業を人間がやるところは無いと思っていましたが、福島にはありました。

私のちっぽけな体験とは比べ物にならない遥かに危険な作業ですが、現場の事情は何も変わっていないようです。

インプラント反対と原発報道

私達は『インプラントには反対です。自分の口には入れません。』

これも”専門家”の意見のひとつとして伝えられてます。

原発事故以後、多くの専門家が情報を発信していますが、その情報量の多さ故に却って混乱したり、専門性の高さ故にそれぞれが勝手に解釈し、伝言ゲームのように広がれば広がる程内容も形も変えて伝わって、混乱が濃くなっているように思います。

SYNODOS JOURNAL(シノドス ジャーナル)に載っていた「東日本大震災と日本の転機」↓を読んで、個人的に、長年整理出来ないでいた気持ちがかなりすっきりしました。

その部分は『あらゆる主体は「偏向」している』の章にある下記文言です。

「あらゆる主体は、最初から「偏向」している可能性が高い。「客観的」な指標とは、それぞれが自分の立場を論証するためにこそ、可能なかぎり努力して集め、提示するものである。この当たり前の認識が、前提として共有されておくべきだろう。」

長年インプラント反対を訴えてきて常々感じていた上手く表現出来ない感情がすっきりしました。

↓本文はこちらです。 東日本大震災と日本の転機 高原基彰
https://synodos.livedoor.biz/archives/1727279.html

彰(たかはら・もとあき)/記事一覧
1976 年生。東京工科大学非常勤講師、国際大学GLOCOM客員研究員。東京大学院博士課程単位取得退学。日韓中の開発体制の変容とグローバリゼーションにともなう社会変動を研究。著書に『現代日本の転機』(NHKブックス)、『不安型ナショナリズムの時代』(洋泉社新書y)、共著書に『自由への問い6 労働』(岩波書店)など。