日本人のカルシウム補給に牛乳は不要

歯を強くするカルシウムの補給に牛乳がいちばんと私たちは思ってきましたが、実は日本人にとっては大間違いの話なのです。

牛乳に含まれる乳糖を消化する酵素(ラクターゼ)が母乳を飲む時期を過ぎるとなくなる人が日本人では多数派です。

そのせいで牛乳を飲むと下痢や腹痛を起こすことが多いのです。世界的にみると、大人になってもラクターゼ、を持っている人は約2割でそのほとんどが白人です。

そこで日本人の歯と歯茎(歯槽骨)を強くするのに最適な食べ物は、カルシウムが多く含まれている小魚、ワカメなどの海藻類、大豆製品(豆腐、納豆、日未噌など)、小松菜や大根の葉などの緑黄野菜がおすすめです。

このような食べ物を見ても和食が歯と歯茎(歯槽骨)の健康在約束することがわかります。日本人が昔から食べてきたものをよく噛んで食べるととがカルシウムの補給と噛むシステムを強くするいちばんの近道なのです。

歯は「食べ物に合わせて』作られている

歯の形やその割合と食べ方に関係はないと思っている人が多いと思いますが、実は食べ物を歯の形の割合で食べることが健康にいいのです。

人の歯を上下の片側で見ると、口の前側から門歯(2本)、尖った犬歯(1本)、臼歯(4〜5本)の順に並んでいます。

門歯はリンゴやトマトなどの果物や野菜をかじるのに最適の形をしています。犬歯は肉などを噛み切るのに、臼歯は米などの穀物を食べるのに最適の形をしています。

人聞はいろいろな食べ物を食べる雑食ですので、歯も2対1対4(5)の割合で食べるのに適した形を持っています。

ちなみに肉食動物の歯は尖った歯だけで、肉を噛み切り適当な大きさになったら飲み込みます。犬にエサをやると、「あれお前、もう食ぺちゃったの?!|」と驚くくらい早食いですが、よく噛まずに消化するシステムだからです。

一方、草食動物の歯は草などをよくすりつぶして食べるための平坦な歯だけです。

ブラッシングで歯周病は予防できません

歯周病を防ぐためにブラッシングがすすめられることがあります。

ブラッシング、をしたことで歯茎の腫れが治りました、といわれますが、このような歯茎はすでに歯周病の状態だったのです。

正確にいうのなら、予防ではなく、ブラッシングをすることで治療の効果が出ました、ということです。

歯周病を予防するのであれば、最も大切なことは、噛み合わせバランスをよくすることです。そのうえで歯と歯茎のメンテナンスやエチケットとしてブラッシングにより清潔を保つという順番になるのです。

同じような生活や食事をし、ブラッシングをしても、歯周病になる人とならない人がいますが、遺伝による体質も大きな影響があると思います。しかし、遺伝を問題にしても始まりません。

まずは噛み合わせバランスをよくして歯や歯茎に負担がかからないようにすることが歯周病の予防につながります。

歯科治療の弊害

ブリッジは安易に入れてはいけません
後日、この患者さんはこんな報告をしてくれました。

「この頃は、お布団を自分で干せるようになりました。ずっと休んでいたお琴の稽古も再開して、発表会に行ったんです」
 患者さんに感謝されるのは医師として一番嬉しいことです。しかしこのときは、手放しでは喜べませんでした。

布団を自分で干せるようになったということは、そうした当たり前の日常を歯科治療が壊してしまっていたのです。
 この患者さんは丈夫な歯の持ち主だったため、歯の治療をほとんどしないまま長い時間を過ごしてきました。だからわずかな噛み合わせの狂いに全身が反応してしまったのでしょう。

噛み合わせの狂いが全身に悪影響を与えるのは事実です。そうである以上、ブリッジは安易に入れてはいけません。

マウスピースは専門医で

マウスピース

数種類のマウスピースが市販されている。どれも、お湯につけて軟らかくしてから口に入れ、ゆっくり噛んで作ると書いてあります。

「歯の噛み合わせを自然に改善」なんて謳っているが、そんなことは不可能。止めておいた方が無難です。

歯医者が作ったマウスピースやナイトガードでも顎や歯にダメージを受けた例は沢山あります。スプリント(マウスピース)療法は専門医でも難しいもの。未熟な歯医者でもできないから素人ではなおさら。

スポーツ用のマウスピースも専門医でのオーダーメイドを勧めます。