タダで小顔?

「銅メダル早川にタダで小顔注射 高須院長」

こういうニュースに接するたび、美容整形の世界は凄いなぁと呆れながらも感心してしまいます。

高須先生は美容整形ビジネスの成功者で、自身の体や歯(インプラント)にも美容整形を施術する、ある意味立派な人ですが、「褒美にプレゼントするよ。(同院へ)来なさい」とはやっぱり凄い・・・

その他にも「早川さんの場合は、顎ではなくエラの筋肉が発達しているのです。エラの骨削り手術もありますが、切開(口内)手術の必要がないボトックス注射を打つだけで十分小顔になります」と説明。ボトックス注射は、発達した咬筋(こうきん)を衰退させ、頬の脂肪を引き締める効果がある。

こう言われると、手術より注射の方が良いように思ってしまいがちですが、そもそも本当に咬筋が発達したことが原因ならば、その原因と考えられる「噛み締めや食いしばり」といった習慣(悪癖)の是正が不可欠です。原因を正さない限り注射をし続ける事になります。

全て仮定の話で恐縮ですが、人の身体をあまりにも簡単に考える美容整形の捉え方には強い違和感があり、とても不快なニュースでした。早川さんどうか慎重に。

「両あご手術」被害報告急増


「きれいになりたかっただけなのに…」

昨日のブログの続報のようなニュースをネット上で見つけました。韓国発のニュースですが、私たちの心配が杞憂ではない証左。

記事のサブタイトルにあるように「きれいになりたかっただけなのに・・・・」は似たような言葉は私も何度も聞いています。歯列矯正を受けて、顎や顔周辺から全身の不調が現れて当医院に駆け込んでくる患者さんは異口同音に「こんな目に合うと知っていれば絶対にしなかった」。

きれいになりたい気持ちは解りますが、昨日も記したとおり、健康な顎や歯を安易に削ってはいけません。削ったものは戻せません。不健康になっては本末転倒です。

早川漣さん、ご褒美は整形?「アゴを削りたい」

“洋弓娘”早川、えっ!ご褒美は整形?「アゴを削りたい」

ロンドン五輪のアーチェリー女子団体で銅メダルに輝いた早川漣さんは、競技外の夢や目標を問われると「アゴを削りたいです」と真顔で即答、小学校の時からの夢、だったそうです。

こういう話は、やっぱりビックリします。”美容整形が小学生からの夢”だなんて・・・韓国の美容整形事情は聞いてはいましたが、ここまで抵抗感がないことに今更ながら驚いてしまうのです。

日本の若い人も抵抗感は薄まる一方のようです。お前は古いと言われようが、私は安易な美容整形には反対です。歯も簡単にいじってしまいますが、大反対です。全てが上手くいって何の副作用もなければ良いのですが、実態はそうではありません。見た目が良くなっても、顎の痛みや噛めない、口が開かないなどの副作用で苦しむ人は大勢います。

幸いこの記事の結びは、”代表スタッフは「アゴを削ると感覚が変わってしまう」と難色を示し、本人も「現役だと難しいのかも」と笑っていた。 ”

とあるのでひと安心ですが、若い人の美容整形に対するお手軽な感じが心配です。美容整形も美容目的の歯の治療も、身体や歯にダメージを与える方法で行われることを忘れてはいけません。抜いたり、削った歯は元に戻せません。

マッサージや整体で骨折の被害も

マッサージや整体で骨折の被害も

”マッサージや整体を受けて骨折するなどのトラブルが今増えています。被害の相談が5年間で800件近く寄せられているとして、国民生活センターが注意を呼びかけました。”

国民生活センターが注意を呼びかけるのだから、実態は数字以上なのでしょう。先日も友人と会食して、整体で酷い目に会い却って身体が痛くなった話を聞いたばかり。

都内のターミナル駅の周りには、手軽に受けられる簡易マッサージやフットケアなどの店が、軒を連ねており、それだけ、身体の不調を抱える人が多いのでしょう。

私も何度か簡易マッサージを受けたことがあります。確かに、凝ったところを人に優しく揉んでもらうと気持ちよいですが、その一方あまりにもお手軽に身体に触り、解ったような事を言うのでヤバい業界だと感じたこともあります。

あん摩マッサージ指圧師は国家資格なので、民間で制定した制度とは違います。

身体をボキボキ鳴らしたり、急激に向きを変えるなどは危険です。最低でも国家資格の取得者がどうかが目安でしょうか。

尚、首、肩、背中のコリや痛み、腰痛などは歯の不調や、噛み締めなどの悪癖が原因の場合も多々あります。咀嚼筋マッサージや割り箸法は自分で手軽に出来る安全で効果の大きい方法です。是非、お試しを。

割りばし法と咀嚼筋マッサージのススメ

金メダルの噛み合わせ

体操男子個人総合で内村航平選手が金メダルを獲得しました。おめでとうございます!

先日のブログで、トップアスリートには共通する噛み合わせの特徴があることを記しましたが、内村選手もまさしくそのタイプ。インタビューに答える姿で観察しました。いわゆる切端咬合ぎみで上の前歯の少し乱れた歯並びが、下の前歯に上手く噛み合って安定した噛み合わせをしていると思います。

少し乱れた前歯を含めて噛み合わせは、彼固有のものなので、機能には何の支障もありません。

今後、心配なのは何も知らないアホな歯医者が歯並びを治せと勧めることです。そんなことをしたら選手生命は終わってしまいます。長年鍛えた身体と連動するように今の噛み合わせも成長し獲得したシステムです。決して安易にいじってはいけません。それだけが心配です。

ともあれ、金メダル本当におめでとうございます!